FP2級過去問題 2019年9月学科試験 問40
問40
会社法上の計算書類および法人税法上の法人税申告書に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- 株主資本等変動計算書は、貸借対照表の純資産の部の一会計期間における変動額のうち、主として、株主に帰属する部分である株主資本の各項目の変動事由を報告するために作成される計算書類である。
- 個別注記表は、重要な会計方針に関する注記、貸借対照表に関する注記、損益計算書に関する注記等、各計算書類に記載されている注記を一覧にして表示する計算書類である。
- 損益計算書は、一時点における企業資本の運用形態である資産と、その調達源泉である負債、純資産の構成を示す計算書類である。
- 法人税申告書別表四は、損益計算書に掲げた当期利益の額または当期欠損の額を基として、加算・減算による申告調整を行うことによって所得金額または欠損金額を計算する表である。
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正解 3
問題難易度
肢19.3%
肢29.9%
肢366.0%
肢414.8%
肢29.9%
肢366.0%
肢414.8%
分野
科目:D.タックスプランニング細目:15.決算書と法人税申告書
解説
- 適切。株主資本等変動計算書は、貸借対照表のうち純資産の部の金額がどのように変動したのかを表す計算書類です。株主資本等変動計算書は、貸借対照表の純資産の部の一会計期間における変動額のうち、主として、株主に帰属する部分である株主資本の各項目の変動事由を示したものである。(2020.1-40-4)個別注記表は、貸借対照表の純資産の部の一会計期間における変動額のうち、主として、株主に帰属する部分である株主資本の各項目の変動事由を報告するために作成される会社法上の計算書類の一つである。(2017.1-40-3)株主資本等変動計算書は、貸借対照表の純資産の部の一会計期間における変動額のうち、主として、株主に帰属する部分である株主資本の各項目の変動事由を報告するために作成される計算書類の一つである。(2016.9-40-3)株主資本等変動計算書は、貸借対照表の純資産の部の一会計期間における変動額および変動事由を示している。(2014.5-40-4)
- 適切。個別注記表は、財務諸表についての会計処理や補足的情報を表示する注記を一覧にして表示する会社法上の計算書類です。
- [不適切]。記述は、貸借対照表についての説明です。
損益計算書は、一会計期間の収益と費用を対比して、その差額の損益を表して経営成績を示す会社法上の計算書類です。損益計算書は、一定時点における企業資本の運用形態である資産と、その調達源泉である負債、純資産の構成を示す会社法上の計算書類の一つである。(2017.1-40-1) - 適切。法人税申告書別表四は、決算書の純利益(または純損失)に法人税法上の加算・減算を行い、法人税の課税所得金額(または欠損金額)を算出するための明細書です。法人税申告書別表四は、損益計算書の当期利益の額または当期欠損の額に法人税法上の加算または減算を行い、所得金額または欠損金額を算出する明細書である。(2017.1-40-4)法人税申告書別表四は、損益計算書の当期利益の額または当期欠損の額に法人税法上の加算または減算を行い、所得金額または欠損金額を算出する明細書である。(2016.9-40-4)
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