FP2級過去問題 2025年1月学科試験 問10

問10

キャッシュレス決済の一般的な特徴等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. クレジットカードは、原則として、カード会社が設定した利用枠(利用限度額)内で、商品やサービスを受け取った後に支払請求がされる後払いの決済手段である。
  2. クレジットカードで商品やサービスを購入した場合の返済方法の一つである分割払いは、利用代金の支払回数を決め、その回数で代金を分割して支払う方法である。
  3. デビットカードで商品やサービスを購入した場合、クレジットカードと同様に、定額リボルビング払いや分割払いで代金の支払いをすることができる。
  4. 交通系や流通系の電子マネーやプリペイドカードは、カードやスマートフォンに事前にチャージしておき、商品やサービスの購入時にチャージ額から支払う決済手段である。

正解 3

問題難易度
肢13.0%
肢23.1%
肢392.0%
肢41.9%

解説

  1. 適切。クレジットカードは、利用限度額内で商品・サービスを購入した後、1カ月分まとめてその代金の支払請求が行われる後払いの決済手段です。支払方法には1回払い、分割払い、リボルビング払いなどが選択できます。
    クレジットカードは、原則として、カード会社が設定した利用枠(利用限度額)内で、商品やサービスを受け取った後に支払請求がされる後払いの決済手段である。2024.9-10-1
  2. 適切。クレジットカードの分割払いは、カード利用時に代金の支払回数を決めて分割で支払う方法です。2回払いまでは無料ですが、3回以上の分割払いでは利息や手数料が発生します。
    クレジットカードで商品を購入(ショッピング)した場合の返済方法の1つである分割払いは、利用代金の支払回数を決め、その回数で利用代金を分割して支払う方法である。2023.5-10-1
    クレジットカードで商品を購入(ショッピング)した場合の返済方法の一つである分割払いは、カード利用時に代金の支払回数を決め、利用代金をその回数で分割して支払う方法である。2022.1-10-4
  3. [不適切]。デビットカードは、商品の購入やサービスの利用時にカード決済をすると同時に、代金が金融機関の口座から引き落とされる決済手段です。即時引落しという性格上、一括払いのみ可で、定額リボルビング払いや分割払いなどの後払いには対応していません。
  4. 適切。電子マネーやプリペイドカードは、あらかじめ現金をチャージしておいたカードやスマートフォンを用意し、それをレジ等にある読取り端末にかざすことでチャージ額から支払う決済手段です。チャージされた金額を超える支払いはできません。
    交通系や流通系の電子マネーやプリペイドカードは、カードやスマートフォンに事前にチャージしておき、商品やサービスの購入時にチャージ額から支払う決済手段である。2024.9-10-3
したがって不適切な記述は[3]です。