債券の利回り

さしみさん
(No.1)
>>表面利率が0.3%、償還年限が10年の固定利付債券(以下「債券A」という)が額面100円当たり100円で新規に発行された。発行から3年後に中央銀行の金融政策により市場金利が上昇したのに連動して債券Aの最終利回りも0.5%に上昇した。このとき、債券Aを新規発行時に購入し、償還まで保有する場合の応募者利回りは0.3%(ア変わらない)。また、債券Aを新規発行時に購入し、発行から3年後に売却する場合の所有期間利回りは0.3%(イより低くなる)

応募者利回りも所有期間利回りもどちらも新規発行時に購入しており、途中で市場金利が上がっているのに、償還時になぜ応募者利回りではその影響を受けないのでしょうか?

応募者利回りではいつでも途中の市場金利の上昇と債券価格の下落は関係ないんですか?

でも債券は保有期間が長いほどその分価格の変動が大きいんですよね(^_^;)保有期間が一番長くなるのは応募者利回りだと思うのですが、それは市場金利の影響ではないんでしょうか?
2022.04.25 12:59
さん
(No.2)
この投稿は投稿者により削除されました。(2022.04.25 15:36)
2022.04.25 15:36
ああさん
(No.3)
買った債券を最後まで持てば、買った時の利息と最後の発光体が買い取ってくれるお金は約束したときのままです
約束したのに社会がかわったから払うのやめますってそれはやばいでしょうそれはもういわゆるデフォルトで発光体が潰れる時じゃないでしょうか
また儲かったから既に債券を持ってる人に最初の約束以上にお金あげますみたいなこともないです
2022.04.25 15:40
流星さん
(No.4)
ポイントは償還です。償還とは「債権を満期日まで保有した場合、発行体が債券を額面通りの金額を支払ってくれること」なので途中で政策金利が上がった(=債権の本体価格が下がった)としても、その影響はありません。
しかし、途中で売却する場合は額面価格ではなく、その時の債権の本体価格で取引されます。したがって、売却時に発行時よりも政策金利が上がっていた場合(=債権の本体価格が下がっていた場合)は債権を発行時よりも安い価格で売らなければならない分、利回りは減少するということです。
債権の「保有期間が長いほどその分価格の変動が大きい」というのは途中で売却することを前提にしている考えで、償還まで保有することが前提ならば途中の政策金利の上昇(=債権の本体価格の下落)は影響がありません。
2022.04.25 20:45
流星さん
(No.5)
引用されている条件(額面金額100円  表面利率0.3%  償還年数10年)を例にして、
この債権を1,000円分買ったとすると

償還まで保有した場合、もらえる金額は
1,000 [償還分] +(1,000*0.3%*10)[利子分]=1,030 で年率の利回りは0.3%

3年後に売却した場合(金利が上昇した分、債券価格が下落します。この下落額はわかりませんが仮に100円あたり1円下落したと仮定します)もらえる金額は
990[債権売却分] + (1,000*0.3%*3)[利子分]=999 で年率の利回りは-0.033%

となります。
償還は額面通りの金額が返ってくる(ただし、発行体がデフォルトした場合は除く)のに対して、途中で売却した場合は債権価格の影響を受けてしまうということです。
2022.04.25 21:13
さしみさん
(No.6)
ああさん、流星さんありがとうございます!

私が分からない部分を的確に答えて頂き大変助かりました。
今回の件も計算していただき理解が深まりました。

2022.04.25 22:16

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