損害保険(全106問中78問目)

No.78

地震保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2015年10月試験 問17
  1. 地震保険は、地震、噴火またはこれらによる津波を原因とする火災、損壊、埋没または流失による損害に対し保険金が支払われる。
  2. 長期契約の火災保険に地震保険を付帯する場合、地震保険の保険期間は、1年を超える期間とすることができない。
  3. 地震保険の保険料は、保険会社による差異はなく、建物の構造や所在地(都道府県)によって異なる。
  4. 地震保険の保険料の割引には、「免震建築物割引」「耐震等級割引」「耐震診断割引」「建築年割引」の4種類があるが、これらは重複して適用することができない。

正解 2

問題難易度
肢16.9%
肢268.5%
肢316.6%
肢48.0%

解説

  1. 適切。地震保険は、火災保険では補償されない地震・噴火・地震や噴火による津波を原因とする火災・損壊・埋没・流失による損害を補償します。
  2. [不適切]。地震保険の契約期間は最長5年になり、火災保険の保険期間に合わせて契約することができます。
  3. 適切。地震保険の保険料は、(準)耐火構造の「イ構造」とそれ以外の「ロ構造」という2つの建物構造区分と、建物が所在する都道府県の別に応じて決まります。建物が同じであっても、地震が多い地域と少ない地域では保険料が異なります。なお、損害保険会社による違いはありません。
    地震保険の保険料は、保険の対象となる居住用建物の構造と所在地によって異なる。2024.5-17-2
    地震保険の保険料は、保険の対象となる建物の構造および用途で算出され、建物の所在地による違いはない。2014.1-16-1
  4. 適切。地震保険料の割引制度には、免震建築物割引(50%)、耐震等級割引(10~50%)、耐震診断割引(10%)、建築年割引(10%)の4種類がありますが、最も高い割引率の1つが自動的に選択されます。重複して適用を受けることはできません。
    地震保険には、「建築年割引」「免震建築物割引」「耐震等級割引」「耐震診断割引」の保険料割引制度があり、これらは重複して適用を受けることができる。2024.5-17-3
    地震保険の保険料には、「建築年割引」、「耐震等級割引」、「免震建築物割引」、「耐震診断割引」の割引制度があるが、これらは重複して適用を受けることはできない。2023.1-16-2
    地震保険には、「建築年割引」「耐震等級割引」「免震建築物割引」「耐震診断割引」の4種類の保険料割引制度があり、重複して適用を受けることができる。2020.1-15-2
    地震保険の保険料には、建築年割引、耐震等級割引、免震建築物割引、耐震診断割引の4種類の割引制度があるが、これらは重複して適用を受けることはできない。2017.9-16-2
    地震保険には、「建築年割引」「耐震等級割引」「免震建築物割引」「耐震診断割引」の4種類の保険料割引制度があり、重複して適用を受けることができる。2017.1-16-4
    地震保険には、「建築年割引」「耐震等級割引」「免震建築物割引」「耐震診断割引」の4種類の保険料割引があるが、重複して適用を受けることはできない。2015.9-15-4
    地震保険の保険料には、建築年割引、耐震等級割引、免震建築物割引、耐震診断割引の4種類の割引制度があるが、これらは重複して適用を受けることができない。2014.1-16-2
したがって不適切な記述は[2]です。