決算書と法人税申告書(全19問中10問目)
No.10
一般的な損益計算書および貸借対照表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。2020年9月試験 問40
- 損益計算書において、経常利益の額は、営業利益の額に営業外収益・営業外費用の額を加算・減算した額である。
- 損益計算書において、営業利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。
- 貸借対照表において、純資産の部の合計額がマイナスになることはない。
- 貸借対照表において、資産の部の合計額と、負債の部および純資産の部の合計額は一致する。
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正解 3
問題難易度
肢18.7%
肢28.7%
肢374.5%
肢48.1%
肢28.7%
肢374.5%
肢48.1%
分野
科目:D.タックスプランニング細目:15.決算書と法人税申告書
解説
- 適切。「経常利益=営業利益+営業外収益-営業外費用」です。損益計算書の税引前当期純利益は、経常利益または経常損失の金額に営業外収益・営業外費用を加算・減算した金額を表示している。(2024.1-40-4)損益計算書の税引前当期純利益の額は、経常利益の額に営業外損益の額を加算・減算した額である。(2023.9-40-2)損益計算書の税引前当期純利益の額は、営業利益の額から特別損益の額を加算・減算した額である。(2022.9-40-3)損益計算書の経常利益の額は、営業利益の額に営業外収益・営業外費用の額を加算・減算した額である。(2021.9-40-2)損益計算書の税引前当期純利益の額は、経常利益の額に営業外損益の額を加減算して算出する。(2018.5-40-4)
- 適切。「営業利益=売上総利益-販売費及び一般管理費の額」です。損益計算書の営業利益は、売上総利益金額から販売費及び一般管理費の合計額を控除した金額を表示している。(2024.1-40-3)損益計算書の営業利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。(2023.9-40-1)損益計算書において、営業利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。(2023.5-40-1)損益計算書の営業利益の額は、経常利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。(2022.9-40-2)損益計算書における経常利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。(2022.1-40-4)損益計算書の売上総利益の額は、売上高の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。(2021.9-40-1)損益計算書の営業利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の合計額を差し引いて算出する。(2018.5-40-3)
- [不適切]。純資産の部の合計がマイナスになることもあります。
純資産額のマイナスは、資産をすべて売却しても負債を返済できない、いわゆる「債務超過」の状態に陥っていることを示します。赤字が続き資本金や利益剰余金が食いつぶされるとマイナスの純資産になります。貸借対照表において、純資産の部の合計額がマイナスになることがある。(2022.1-40-1)貸借対照表の現金残高がマイナスになることはない。(2021.1-40-1)貸借対照表の純資産の部の合計額は、マイナスになることはない。(2018.5-40-2) - 適切。貸借対照表では、資産の部の合計(借方合計)と、負債の部および純資産の部の合計額(貸方合計)は常に一致します。バランスシート(B/S)と呼ばれる所以です。貸借対照表において、資産の部の合計額と、負債の部および純資産の部の合計額は一致する。(2023.5-40-3)貸借対照表の資産の部の合計額と負債の部の合計額は一致する。(2022.9-40-4)貸借対照表における資産の部の合計額は、負債の部および純資産の部の合計額と一致する。(2022.1-40-2)貸借対照表の資産の部の合計額は、負債の部の合計額と一致する。(2021.9-40-3)貸借対照表の資産の部の合計額は、負債の部および純資産の部の合計額と一致する。(2021.1-40-2)貸借対照表の資産の部の合計額と負債の部の合計額は、必ず一致する。(2018.5-40-1)
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