FP2級過去問題 2014年5月学科試験 問3

問3

健康保険の保険給付に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 人間ドックによる検査や美容を目的とする隆鼻術や二重まぶたなどの手術は、健康保険で受けることのできる療養の給付の範囲に含まれる。
  2. 入院時の食事代や差額ベッド代は、高額療養費の対象となる。
  3. 被保険者が業務外の事由による負傷または疾病の療養のため仕事を連続して4日以上休み、報酬を受けられなかった場合は、4日目以降の労務に服することができない日に対して傷病手当金が一定期間支給される。
  4. 被保険者が産科医療補償制度に加入する医療機関で出産した場合に支給される出産育児一時金の額は、1児につき45万円である。

正解 3

問題難易度
肢12.0%
肢26.6%
肢381.8%
肢49.6%

解説

  1. 不適切。病気やケガの療養ではない人間ドック検査や美容整形は、健康保険の療養の給付の適用外になります。
  2. 不適切。高額療養費とは同一月に医療機関等で支払った一部負担金等が自己負担限度額を超えた場合、超えた分について支給される制度ですが、入院時の食事代や差額ベット代などは高額療養費の対象外になります。
  3. [適切]。傷病手当金は、業務外の事由による病気やケガの療養のために仕事に就くことができず、連続して3日間会社を休んだとき、4日目以降の賃金支払いのない日について支給されます。1日当たりの支給額は、直近12ヵ月の標準報酬月額の平均を30分の1にして求めた報酬日額の3分の2相当額です。支給期間は支給開始日から通算して1年6カ月間です。
    ※本肢は傷病手当金の支給要件を問うているのではなく、事例問題と考えてください。「連続して4日以上休み、報酬を受けられなかった場合は、...」としているので、この事例に限っては支給されることは間違いありません。
  4. 不適切。被保険者が産科医療補償制度に加入する医療機関で出産した場合に支給される出産育児一時金の支給額は、妊娠4カ月以上の出産につき、1児ごとに42万円です。なお、産科医療補償制度に加入していない場所での出産では40.8万円となります。
したがって適切な記述は[3]です。