FP2級過去問題 2015年1月学科試験 問3

問3

国民健康保険(退職者医療制度を除く)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 国民健康保険の被保険者の資格取得の届出は、資格を取得した日から14日以内に行うものとされている。
  2. 国民健康保険の各年度における保険料(税)には、最高限度額が定められている。
  3. 国民健康保険には被扶養者という区分はなく、加入者全員が被保険者となる。
  4. 国民健康保険の医療費の一部負担金(自己負担額)の割合は、被保険者の年齢にかかわらず、一律3割とされている。

正解 4

問題難易度
肢18.4%
肢23.7%
肢35.5%
肢482.4%

解説

  1. 適切。国民健康保険の被保険者の資格取得の届出は、他から転入してきたり子供が生まれたときなど、資格を取得した日から14日以内に行わなければなりません。
  2. 適切。国民健康保険の各年度における保険料(税)は、各市町村により異なりますが、最高限度額が定められています。
  3. 適切。国民健康保険では健康保険とは異なり被扶養者という概念はないので、加入者全員が被保険者となります。
    国民健康保険の加入者は、全員が被保険者であり、被扶養者という区分はない。2021.5-4-2
    国民健康保険には被扶養者という区分はなく、加入者全員が被保険者となる。2013.9-2-1
  4. [不適切]。国民健康保険の医療費の一部負担金(自己負担額)の割合は、被保険者の年齢によって、以下のとおりに区分されています。
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    被保険者が療養の給付を受ける場合の一部負担金(自己負担額)の割合は、その者の年齢にかかわらず、一律3割である。2016.5-3-1
    医療費の一部負担金(自己負担額)の割合は、被保険者の年齢にかかわらず、一律3割とされている。2015.9-2-4
したがって不適切な記述は[4]です。