FP2級過去問題 2015年5月学科試験 問17
問17
任意加入の自動車保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。- 対人賠償保険では、被保険者が自動車を運転中に被保険者の母親に誤って接触してケガを負わせた場合、その損害については補償の対象とならない。
- 対物賠償保険では、有料駐車場から出るときに誤って自動精算機に接触して同機械に損害を与えた場合、その損害については補償の対象となる。
- 人身傷害補償保険では、被保険者に過失がある自動車事故により被保険者が死傷した場合、その過失割合に相当する損害については補償の対象とならない。
- 一般条件の車両保険では、駐車場で発生した火災により被保険自動車に損害を被った場合、その損害については補償の対象となる。
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正解 3
問題難易度
肢19.5%
肢23.8%
肢371.1%
肢415.6%
肢23.8%
肢371.1%
肢415.6%
分野
科目:B.リスク管理細目:4.損害保険
解説
- 適切。対人賠償保険では、被害者が被保険者本人、被保険者の父母・配偶者・子である場合、保険金の支払い対象にはなりません。
- 適切。対物賠償保険は、他人の物を壊した場合に損害額を補てんするので、自動精算機に接触して同機械に損害を与えた場合は対物賠償保険の補償対象となります。
- [不適切]。人身傷害補償保険は、過失があっても、示談を待たずに過失割合に関係なく、保険金額を限度として損害額の全額が補償の対象となります。人身傷害補償保険では、被保険者が被保険自動車の事故により死傷し損害を被った場合、過失相殺による減額をせずに、約款の定めに基づいて計算された損害額が保険金の支払い対象となる。(2018.5-16-3)人身傷害補償保険では、被保険者が自動車事故で死傷した場合、損害額から自己の過失割合分を除いて、保険金が支払われる。(2013.5-16-3)
- 適切。一般条件の車両保険は、他車との衝突、盗難、火災、台風による洪水や高潮、自損事故、当て逃げによる損害も補償の対象になります。一般条件の車両保険では、被保険自動車が洪水で水没した場合、補償の対象となる。(2022.5-16-4)
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