FP2級過去問題 2017年5月学科試験 問22
問22
株式投資信託の一般的な運用手法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- ベンチマークの動きに連動する運用成果を目指す手法は、パッシブ運用と呼ばれる。
- 経済環境などマクロ的な視点から、国別や業種別などの配分比率を決定し、組み入れる銘柄を選定する手法は、ボトムアップ・アプローチと呼ばれる。
- 企業の成長性を重視し、将来の売上高や利益の成長性が市場平均よりも高いと見込まれる銘柄に投資する手法は、グロース投資と呼ばれる。
- 株価が現在の資産価値や利益水準などから割安と評価される銘柄に投資する手法は、バリュー投資と呼ばれる。
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正解 2
問題難易度
肢113.6%
肢272.4%
肢39.5%
肢44.5%
肢272.4%
肢39.5%
肢44.5%
分野
科目:C.金融資産運用細目:3.投資信託
解説
- 適切。株式投資信託の運用手法をベンチマーク(特定の運用指標)に対する態度で分けると、以下の2つに分類できます。
- パッシブ運用
- ベンチマークに連動する運用成果を目指す運用スタイル
- アクティブ運用
- ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用スタイル
ベンチマークを上回る運用成果を目指す株式投資信託の運用手法は、パッシブ運用と呼ばれる。(2021.1-23-2)経済環境、金利動向などを踏まえ、ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用手法は、パッシブ運用と呼ばれる。(2018.1-23-2) - [不適切]。ボトムアップアプローチとは、投資に値する個別銘柄を選定し、それを積み上げてファンドを構築していく手法です。記述はトップダウンアプローチの説明になります。
- 適切。グロース投資とは、成長性が見込める銘柄への投資を重視する手法のことをいいます。企業の成長性を重視し、将来の売上高や利益の成長性が市場平均よりも高いと見込まれる銘柄に投資する手法は、グロース投資と呼ばれる。(2018.1-23-1)企業の成長性を重視し、売上高や利益の成長性の高さに着目して、銘柄選択を行う運用手法は、グロース投資と呼ばれる。(2015.9-22-1)
- 適切。バリュー投資とは、現在の資産価値や利益水準などから見て、株価が割安と評価される銘柄に投資する手法のことをいいます。株価が現在の資産価値や利益水準などから割安と評価される銘柄に投資する手法は、バリュー投資と呼ばれる。(2023.5-22-1)株価が現在の資産価値や利益水準などから割安と評価される銘柄に投資する手法を、グロース投資という。(2021.9-23-3)株価が現在の資産価値や利益水準などから割安と評価される銘柄に投資する手法は、バリュー投資と呼ばれる。(2021.1-23-1)
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