FP2級過去問題 2018年1月学科試験 問23
問23
株式投資信託の一般的な運用手法等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- 企業の成長性を重視し、将来の売上高や利益の成長性が市場平均よりも高いと見込まれる銘柄に投資する手法は、グロース投資と呼ばれる。
- 経済環境、金利動向などを踏まえ、ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用手法は、パッシブ運用と呼ばれる。
- 各銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって銘柄を選択し、その積上げによってポートフォリオを構築する手法は、ボトムアップ・アプローチと呼ばれる。
- 経済環境などのマクロ的な分析によって国別組入比率や業種別組入比率などを決め、その比率の範囲内で個別銘柄を決めていく手法は、トップダウン・アプローチと呼ばれる。
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正解 2
問題難易度
肢15.8%
肢280.3%
肢35.6%
肢48.3%
肢280.3%
肢35.6%
肢48.3%
分野
科目:C.金融資産運用細目:3.投資信託
解説
- 適切。グロース投資は、売上や利益の成長性が高いと判断される銘柄を投資対象とする運用手法です。企業の成長性を重視し、将来の売上高や利益の成長性が市場平均よりも高いと見込まれる銘柄に投資する手法は、グロース投資と呼ばれる。(2017.5-22-3)企業の成長性を重視し、売上高や利益の成長性の高さに着目して、銘柄選択を行う運用手法は、グロース投資と呼ばれる。(2015.9-22-1)
- [不適切]。ベンチマーク(日経平均株価などの指数)を上回る運用成果を目指す運用スタイルは、アクティブ運用と呼ばれます。パッシブ運用は、ベンチマークに連動した運用成果を目指す運用スタイルです。ベンチマークを上回る運用成果を目指す株式投資信託の運用手法は、パッシブ運用と呼ばれる。(2021.1-23-2)ベンチマークの動きに連動する運用成果を目指す手法は、パッシブ運用と呼ばれる。(2017.5-22-1)
- 適切。ボトムアップ・アプローチは、個別企業の訪問リサーチや企業別業績などで魅力のある銘柄を積み上げてポートフォリオを構築する方法です。個別企業の業績の調査や財務分析によって投資対象となる銘柄を選定し、その積上げによってポートフォリオを構築する手法は、ボトムアップ・アプローチと呼ばれる。(2023.5-22-2)各銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって銘柄を選定し、その積上げによってポートフォリオを構築する手法は、ボトムアップ・アプローチと呼ばれる。(2021.1-23-3)各銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって銘柄を選定し、その積上げによってポートフォリオを構築する手法をボトムアップ・アプローチという。(2020.1-22-2)個別銘柄の調査・分析に基づいて投資価値のある銘柄を選択し、その積上げによってポートフォリオを構築する運用手法は、トップダウン・アプローチと呼ばれる。(2015.9-22-4)
- 適切。トップダウン・アプローチは、はじめに経済・社会・政治などを取り巻く環境の分析から国別組入比率や業種別組入比率などを決め、その範囲内で組み入れ銘柄を選んでいく投資方法です。マクロ的な環境要因等を基に国別組入比率や業種別組入比率などを決定し、その比率に応じて、個別銘柄を組み入れてポートフォリオを構築する手法を、ボトムアップ・アプローチという。(2024.5-23-1)マクロ的な環境要因等を基に国別組入比率や業種別組入比率などを決定し、その比率に応じて、個別銘柄を組み入れてポートフォリオを構築する手法を、トップダウン・アプローチという。(2022.1-22-2)マクロ的な環境要因等を基に国別組入比率や業種別組入比率などを決定し、その比率に応じて、個別銘柄を組み入れてポートフォリオを構築する手法を、トップダウン・アプローチという。(2021.9-23-1)マクロ的な環境要因等を基に国別組入比率や業種別組入比率などを決定し、その比率に応じて、個別銘柄を組み入れてポートフォリオを構築する手法は、トップダウン・アプローチと呼ばれる。(2021.1-23-4)マクロ的な環境要因等を基に国別組入比率や業種別組入比率などを決定し、その比率に応じて、個別銘柄を組み入れてポートフォリオを構築する手法をトップダウン・アプローチという。(2020.1-22-1)
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