FP2級過去問題 2018年1月学科試験 問23
問23
株式投資信託の一般的な運用手法等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- 企業の成長性を重視し、将来の売上高や利益の成長性が市場平均よりも高いと見込まれる銘柄に投資する手法は、グロース投資と呼ばれる。
- 経済環境、金利動向などを踏まえ、ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用手法は、パッシブ運用と呼ばれる。
- 各銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって銘柄を選択し、その積上げによってポートフォリオを構築する手法は、ボトムアップ・アプローチと呼ばれる。
- 経済環境などのマクロ的な分析によって国別組入比率や業種別組入比率などを決め、その比率の範囲内で個別銘柄を決めていく手法は、トップダウン・アプローチと呼ばれる。
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正解 2
問題難易度
肢17.4%
肢279.6%
肢35.9%
肢47.1%
肢279.6%
肢35.9%
肢47.1%
分野
科目:C.金融資産運用細目:3.投資信託
解説
- 適切。グロース投資は、売上や利益の成長性が高いと判断される銘柄を投資対象とする運用手法です。
- [不適切]。記述中の「パッシブ運用」の部分が誤りです。
ベンチマーク(日経平均株価などの指数)を上回る運用成果を目指す運用スタイルは「アクティブ運用」と呼ばれます。記述の「パッシブ運用」は、ベンチマークに連動した運用成果を目指す運用スタイルです。 - 適切。ボトムアップ・アプローチは、個別企業の訪問リサーチや企業別業績などで魅力のある銘柄を積み上げてポートフォリオを構築する方法です。
- 適切。トップダウン・アプローチは、はじめに経済・社会・政治などを取り巻く環境の分析から国別組入比率や業種別組入比率などを決め、その範囲内で組み入れ銘柄を選んでいく投資方法です。