FP2級過去問題 2018年1月学科試験 問21
問21
経済指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- 国内総生産(GDP)は、国内で一定期間内に生産された財やサービスの付加価値と海外からの所得の純受取りの合計額である。
- 景気動向指数は、生産、雇用などさまざまな経済活動での重要かつ景気に敏感に反応する指標の動きを統合し、景気の現状把握や将来予測をするための指標である。
- 消費者物価指数は、全国の世帯が購入する家計に係る財およびサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定したものである。
- 全国企業短期経済観測調査(日銀短観)は、全国の企業動向を的確に把握し金融政策の適切な運営のために、統計法に基づいて行われる調査である。
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正解 1
問題難易度
肢173.4%
肢24.2%
肢39.1%
肢413.3%
肢24.2%
肢39.1%
肢413.3%
分野
科目:C.金融資産運用細目:1.マーケット環境の理解
解説
- [不適切]。記述中の「海外からの所得の純受取りの」の部分が不適切です。国内総生産(GDP)は、国内で一定期間内に生産された財やサービスの付加価値の総額です。
- 適切。景気動向指数は、内閣府が毎月発表しているもので、生産や雇用に関する指標など、景気に敏感な指標を統合したものです。
- 適切。消費者物価指数は、一般消費者が購入している財・サービス価格の動向を表す指数で、総務省が毎月発表しています。
- 適切。全国企業短期経済観測調査(日銀短観)は、全国の約1万社の経営者に現況や今後の推移などのアンケート調査を行い、その結果を指数化した統計調査です。日本銀行が3カ月ごとに発表しています。