FP2級過去問題 2018年1月学科試験 問20
問20
損害保険を活用した家庭のリスク管理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- 隣家の失火が原因で自宅が焼失するリスクに備えて、住宅用建物と家財を対象とした火災保険を契約した。
- 子が店舗で買い物中に誤って陳列されている商品を壊した際に法律上の損害賠償責任を負うリスクに備えて、個人賠償責任保険(特約)を契約した。
- 自転車通勤中に転倒してケガをするリスクに備えて、普通傷害保険を契約した。
- 勤めている会社が倒産して失業するリスクに備えて、所得補償保険を契約した。
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正解 4
問題難易度
肢18.6%
肢28.3%
肢37.9%
肢475.2%
肢28.3%
肢37.9%
肢475.2%
分野
科目:B.リスク管理細目:6.リスク管理と保険
解説
- 適切。失火責任法により、故意や重大な過失がある場合を除いて、隣家の失火により自宅が焼失しても損害賠償を請求できません。このため火災保険を契約するのは隣家の失火が原因となる火災にも備える意味でも重要です。
- 適切。個人賠償責任保険(特約)では、日常生活における偶然の事故により生じた、法律上の賠償責任の損害に対して保険金が支払われます。子供が誤って商品を破損させるリスクへの備えとして有効です。
- 適切。普通傷害保険は、国内外、業務中・業務外を問わず、日常生活における傷害を補償するので、自転車通勤中のケガも補償対象になります。
- [不適切]。所得補償保険は国内外を問わず、ケガや病気により就業不能になった場合を保険金支払いの対象としています。しかし、会社の倒産による失業は補償対象外です。