FP2級過去問題 2022年5月学科試験 問40
問40
企業の決算書および法人税の申告書に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- 貸借対照表は、決算期末時点等、一時点における企業の財政状態を示したものである。
- 損益計算書は、企業の資金の調達源泉とその用途を示したものである。
- キャッシュフロー計算書は、一会計期間における企業の資金の増減を示したものである。
- 法人税法上の所得金額は、確定した決算に基づく企業会計上の当期純利益または当期純損失を基に申告調整を行い、計算される。
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正解 2
問題難易度
肢113.5%
肢256.8%
肢314.6%
肢415.1%
肢256.8%
肢314.6%
肢415.1%
分野
科目:D.タックスプランニング細目:15.決算書と法人税申告書
解説
- 適切。貸借対照表は、企業のある一定時点(決算期末など)における資産、負債、純資産の額を示すことにより、企業の財政状態を明らかにする財務諸表です。負債と純資産により資金の調達源泉を、資産により調達した資金の用途を表しています。貸借対照表は、決算期末時点等、一時点における企業の財政状態を示したものである。(2020.1-40-1)貸借対照表は、決算期末時点等、一時点における企業の財政状態を表している。(2018.1-40-2)貸借対照表は、決算期末時点における企業の財政状態を示している。(2014.5-40-2)
- [不適切]。本肢は、貸借対照表についての説明です。
損益計算書は、一会計期間の収益と費用を対比して、その差額を利益や損失として表し、経営成績を示す会社法上の計算書類です。 - 適切。キャッシュフロー計算書は、一会計期間における企業の資金(キャッシュフロー)の増減を、営業活動、投資活動、財務活動の3つに区分して示したものです。キャッシュフロー計算書は、一会計期間における企業の資金の増減を示したものである。(2023.5-40-4)キャッシュフロー計算書は、将来における企業の資金収支の予測を示したものである。(2020.1-40-3)キャッシュフロー計算書は、一会計期間における企業の資金の増減を示したものである。(2018.1-40-4)キャッシュ・フロー計算書は、来期における企業の資金収支の予測を示している。(2014.5-40-3)
- 適切。法人税法上の所得金額は、企業会計上作成された損益計算書の当期純利益または当期純損失の額に、法人税法上の加算・減算による申告調整を行って計算されます。この計算過程を示したのが「法人税申告書別表四」です。
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