FP2級過去問題 2023年1月学科試験 問22
問22
上場投資信託(ETF)の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- レバレッジ型ETFは、日経平均株価などの指標の日々の変動率に一定の正の倍数を乗じて算出される指数に連動した運用成果を目指して運用されるETFである。
- インバース型ETFは、日経平均株価などの指標の日々の変動率に一定の負の倍数を乗じて算出される指数に連動した運用成果を目指して運用されるETFである。
- リンク債型ETFは、所定の指標に連動した投資成果を目的とする債券(リンク債)に投資することにより、ETFの一口当たり純資産額の変動率を対象指標の変動率に一致させる運用手法を採用するETFである。
- ETFの分配金には、普通分配金と元本払戻金(特別分配金)があり、税法上、普通分配金は課税対象となり、元本払戻金(特別分配金)は非課税となる。
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正解 4
問題難易度
肢110.2%
肢218.2%
肢329.5%
肢442.1%
肢218.2%
肢329.5%
肢442.1%
分野
科目:C.金融資産運用細目:3.投資信託
解説
- 適切。レバレッジ型ETFは、日経平均株価やTOPIXなど対象とする指標の日々の変動率に一定の「正の倍数」を乗じて算出される指数に連動することを目指して運用されます。対象となる指標の「プラス〇倍」となることを目指した運用がなされます。インバース型ETFは、日経平均株価などの指標の日々の変動率に一定の正の倍数を乗じて算出される指数に連動した運用成果を目指して運用されるETFである。(2024.9-22-3)インバース型ETFは、日経平均株価などの指標の日々の変動率に一定の負の倍数を乗じて算出される指数に連動した運用成果を目指して運用されるETFである。(2023.1-22-2)インバース型のETFは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの指標の日々の変動率に一定の正の倍数を乗じて算出される指数に連動した運用成果を目指して運用される。(2020.9-23-2)
- 適切。インバース型ETFは、日経平均株価やTOPIXなど対象とする指標の日々の変動率に一定の「負の倍数」を乗じて算出される指数に連動することを目指して運用されます。対象となる指数の「マイナス〇倍」と逆の値動きになることを目指した運用がなされます。インバース型ETFは、日経平均株価などの指標の日々の変動率に一定の正の倍数を乗じて算出される指数に連動した運用成果を目指して運用されるETFである。(2024.9-22-3)レバレッジ型ETFは、日経平均株価などの指標の日々の変動率に一定の正の倍数を乗じて算出される指数に連動した運用成果を目指して運用されるETFである。(2023.1-22-1)インバース型のETFは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの指標の日々の変動率に一定の正の倍数を乗じて算出される指数に連動した運用成果を目指して運用される。(2020.9-23-2)
- 適切。リンク債とは所定の指標に価格が連動して成果が出るよう設計された債券です。リンク債型ETFは、リンク債に投資をすることによりETFとリンク債の変動率を一致させる運用手法です。リンク債が指標に連動するので結果的にはETFも指標に連動する仕組みです。リンク債型ETFとは、所定の指標に連動した投資成果を目的とする債券(リンク債)に投資することにより、ETFの1口当たり純資産額の変動率を対象指標の変動率に一致させる運用手法を採るETFである。(2021.5-23-4)
- [不適切]。普通分配金と元本払戻金(特別分配金)の区別があるのは非上場の投資信託であり、ETF(上場投資信託)にはそのような区別はありません。ETFによる分配金は、上場株式等に係る配当所得に準じて所得税・復興特別所得税・住民税合わせて20.315%の申告分離課税となります。ETFの分配金には、普通分配金と元本払戻金(特別分配金)があり、税法上、普通分配金は課税対象となり、元本払戻金(特別分配金)は非課税である。(2020.9-23-4)ETFの分配金には、普通分配金と元本払戻金(特別分配金)とがあり、税務上、普通分配金は課税対象となり、元本払戻金(特別分配金)は非課税となる。(2019.5-22-3)ETFの分配金には、普通分配金と元本払戻金(特別分配金)とがあり、税務上、普通分配金は課税対象となり、元本払戻金(特別分配金)は非課税となる。(2018.9-23-4)
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