FP2級過去問題 2013年5月学科試験 問22

問22

預貯金に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. ゆうちょ銀行の定期貯金は、預入期間が4年未満は単利型のみであるが、4年以上は単利型と半年複利型がある。
  2. ゆうちょ銀行の定額貯金は、預入日から1年が経過するまでは中途解約できず、1年経過後に中途解約する場合、所定の中途解約利率が適用される。
  3. スーパー定期は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を設定する商品である。
  4. 決済用預金は、「無利息」・「要求払い」・「決済サービスを提供できること」という3つの条件を満たした預金であるが、法人向けのみとなっており、個人で利用できる決済用預金はない。

正解 3

問題難易度
肢13.9%
肢214.9%
肢373.5%
肢47.7%

解説

  1. 不適切。ゆうちょ銀行の定期預金は、3年未満は単利型のみ、3年以上は半年複利型になっています。
    ゆうちょ銀行の定期預金は、預入期間が3年未満は単利型であり、3年以上は半年複利型である。2014.1-21-4
  2. 不適切。ゆうちょ銀行の定額貯金は、預入日から6ヵ月経過すれば解約は自由ですが、6ヵ月未満は預入期間内払戻金が適用されます。
  3. [適切]。スーパー定期とは、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を設定する商品です。3年未満は単利型のみ、3年以上は単利型と半年複利型になっています。
    スーパー定期預金は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を設定する。2021.5-22-2
    スーパー定期は、市場金利の動向等に応じて、各金融機関が預金金利を設定する商品である。2019.5-21-4
    スーパー定期は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を設定する商品である。2018.5-21-1
  4. 不適切。決済用預金は、①無利息、②要求払い、③決済サービスを提供できるという三要件を満たす預金で、当座預金や無利息型普通預金などが該当します。個人・法人を問わず、金融機関に書類を提出するだけで普通預金口座を決済用預金口座に変更することが可能です。
    決済用預金は、「無利息」「要求払い」「決済サービスを提供できること」という3つの条件を満たした預金である。2024.1-21-1
    決済用預金は、「無利息」「要求払い」「決済サービスを提供できること」という3つの条件を満たした預金であり、法人も個人も預け入れることができる。2022.5-22-1
    決済用預金は、「無利息」「要求払い」「決済サービスを提供できること」という3つの条件を満たした預金であり、法人も個人も預け入れることができる。2021.9-22-3
    決済用預金である無利息型普通預金は、預入額の全額が預金保険制度による保護の対象となる。2014.9-22-1
    決済用預金である無利息型普通預金は、預入額の全額が預金保険による保護の対象となる。2014.1-21-1
したがって適切な記述は[3]です。