FP2級過去問題 2024年1月学科試験 問21
問21
銀行等の金融機関で取り扱う預貯金の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- 決済用預金は、「無利息」「要求払い」「決済サービスを提供できること」という3つの条件を満たした預金である。
- 当座預金は、株式の配当金の自動受取口座として利用することができる。
- スーパー定期預金は、預入期間が3年以上の場合、単利型と半年複利型があるが、半年複利型を利用することができるのは法人に限られる。
- 大口定期預金は、最低預入金額が1,000万円に設定された固定金利型の定期預金である。
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正解 3
問題難易度
肢15.6%
肢220.4%
肢365.3%
肢48.7%
肢220.4%
肢365.3%
肢48.7%
分野
科目:C.金融資産運用細目:2.預貯金・金融類似商品
解説
- 適切。決済用預金は、①無利息、②要求払い、③決済サービスを提供できるという三要件を満たす預金で、当座預金や無利息型普通預金などが該当します。決済用預金は、預入全額が預金保険制度による保護の対象となります。決済用預金は、「無利息」「要求払い」「決済サービスを提供できること」という3つの条件を満たした預金であり、法人も個人も預け入れることができる。(2022.5-22-1)決済用預金は、「無利息」「要求払い」「決済サービスを提供できること」という3つの条件を満たした預金であり、法人も個人も預け入れることができる。(2021.9-22-3)決済用預金である無利息型普通預金は、預入額の全額が預金保険制度による保護の対象となる。(2014.9-22-1)決済用預金である無利息型普通預金は、預入額の全額が預金保険による保護の対象となる。(2014.1-21-1)決済用預金は、「無利息」・「要求払い」・「決済サービスを提供できること」という3つの条件を満たした預金であるが、法人向けのみとなっており、個人で利用できる決済用預金はない。(2013.5-22-4)
- 適切。当座預金でも、公共料金の自動引き落としや配当金等の自動受取口座として利用することができます。普通預金と違う点は、①手形や小切手が使用できる、②ATMでの入出金ができない、③利息が付かない、④当座借越ができるなどです。なお、自動引落しや自動受取り用の口座として指定できないものに貯蓄預金があります。当座預金は、公共料金などの自動振替口座として利用することはできるが、株式の配当金の自動受取口座として利用することはできない。(2020.9-22-2)
- [不適切]。法人がスーパー定期預金に預け入れる場合、金利の計算方法は預入期間を問わず単利型のみです。個人がスーパー定期預金に預け入れる場合には、預入期間が3年未満の場合は単利型のみですが、預入期間が3年以上の場合には単利型または半年複利型のいずれかを選択できます。スーパー定期預金は、預入期間が3年以上の場合、単利型と半年複利型があるが、半年複利型を利用することができるのは法人に限られる。(2024.5-22-2)スーパー定期預金は、預入期間が3年以上の場合、単利型と半年複利型があるが、半年複利型を利用することができるのは法人に限られる。(2022.1-21-3)法人がスーパー定期預金に預け入れる場合は、単利型または半年複利型のいずれかを選択することができる。(2021.3-21-1)スーパー定期預金は、預入期間が3年以上の場合、単利型と半年複利型があるが、半年複利型を利用することができるのは法人に限られる。(2021.1-22-2)法人がスーパー定期預金を預け入れる場合は、単利型または半年複利型のいずれかを選択することができる。(2016.5-21-3)スーパー定期預金には単利型と半年複利型があるが、個人は半年複利型を利用することができない。(2015.5-22-3)スーパー定期預金は、預入期間にかかわらず、単利型または半年複利型のいずれかを預金者が選択することができる。(2014.9-22-2)
- 適切。大口定期預金は、1,000万円以上1円単位で利用できる預入期間1カ月から10年までの定期預金です。預入金額が多いので他の定期預金よりも利率が高く設定されていることが特徴です。金利は固定金利型(単利計算)のみとなります。大口定期預金は、1,000万円以上の金額を預け入れることができる固定金利型の預金である。(2021.9-22-2)
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