FP2級過去問題 2018年5月学科試験 問21

問21

銀行等の金融機関で取り扱う預金商品に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. スーパー定期は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を設定する商品である。
  2. オプション取引などのデリバティブを組み込んだ仕組預金は、一般に、預金者の判断によって満期日を延長できる。
  3. 貯蓄預金は、公共料金などの自動支払口座や、給与や年金などの自動受取口座として利用することができる。
  4. 決済用預金は、決済用預金以外の預貯金の預入残高および利息の額にかかわらず、1金融機関につき預金者1人当たり元本1,000万円およびその破綻日までの利息の額までに限り預金保険制度により保護される。

正解 1

問題難易度
肢166.4%
肢27.8%
肢37.1%
肢418.7%

解説

  1. [適切]。スーパー定期は固定金利商品で、各金融機関が市場金利の動向を基準にして金利を設定しています。
  2. 不適切。デリバティブを組み込んだ仕組預金は原則、中途解約はできず、金融機関の判断で満期日が繰り上げられたり繰り下げられたりします。
  3. 不適切。貯蓄預金は、預入残高によって金利が変動する預金です。入出金は自由ですが、給与・年金・配当金の自動受取りや公共料金の自動引落しには利用できません。
  4. 不適切。無利息・要求払い・決済サービスを提供できる、という3つの条件を満たす決済用預金は、その全額が預金保険制度による預金保護の対象となります。
したがって適切な記述は[1]です。