FP2級過去問題 2016年5月学科試験 問25

問25

株式の投資指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 配当性向は、株価に対する年間配当金の割合を示す指標である。
  2. 配当利回りは、税引後純利益に対して、当該利益から配当金として支払った金額の割合を示す指標である。
  3. 株価純資産倍率(PBR)が1倍以上であることは、理論上、株式時価総額が会社の解散価値を下回っていることを示す。
  4. 株価収益率(PER)を類似業種の企業間で比較した場合、一般に、PERが高いほど株価が相対的に割高であるとされる。

正解 4

問題難易度
肢112.9%
肢210.3%
肢310.3%
肢466.5%

解説

  1. 不適切。配当性向は、税引後純利益に占める年間配当金の割合を示す指標です。
  2. 不適切。配当利回りは、株価に対する年間配当金の割合を示す指標です。
  3. 不適切。株式時価総額が会社の解散価値を下回っていることを示すのは株価純資産倍率(PBR)が1倍未満のときです。
  4. [適切]。株価収益率(PER)は、1株当たりの純利益に対する株価の割合を示す指標で、低い(高い)値であるほど割安(割高)と評価されます。
したがって適切な記述は[4]です。