FP2級過去問題 2018年5月学科試験 問25
問25
株式の投資指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- PERは、株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す投資指標である。
- PBRは、株価が1株当たり純資産の何倍であるかを示す投資指標であり、これが1倍を下回ると、理論上、株価は解散価値を下回っていることを示す。
- ROEは、自己資本に対する当期純利益の割合を示す投資指標であり、これが低いほど、会社が自己資本を活用して効率よく利益を上げていることを示す。
- 配当性向は、当期純利益に対する年間配当金の割合を示す投資指標であり、これが高いほど、株主への利益の還元率が高いことを示す。
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正解 3
問題難易度
肢14.0%
肢214.0%
肢369.1%
肢412.9%
肢214.0%
肢369.1%
肢412.9%
分野
科目:C.金融資産運用細目:5.株式投資
解説
- 適切。PER(株価収益率)は、1株当たりの純利益に対する株価の割合を示す指標です。
●PER(倍)=株価÷1株当たりの純利益PERは「株価÷1株当たり純利益」で計算される指標である。(2019.1-25-1)PBRは、株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す指標である。(2017.9-25-1)PERは、株価が1株当たり純資産の何倍であるかを示す指標である。(2017.9-25-2)PERは、株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す投資指標である。(2017.5-25-1)PBRは、株価が1株当たり純資産の何倍であるかを示す投資指標である。(2017.5-25-2)PBRは、株価が1株当たり純資産の何倍であるかを示す指標である。(2014.5-27-3) - 適切。PBR(株価純資産倍率)は、1株当たりの純資産に対する株価の割合を示す指標です。この値が、1倍よりも低いということは、その時点で会社が解散したときに株主に帰属する純資産額よりも、株価が安くなっていることを示します。
●PBR(倍)=株価÷1株当たりの純資産株価純資産倍率(PBR)が1倍以上であることは、理論上、株式時価総額が会社の解散価値を下回っていることを示す。(2016.5-25-3) - [不適切]。低いほどが誤りです。ROE(自己資本利益率)は、純資産(自己資本)に対する当期純利益の割合を示す指標で、一年間の企業活動を通じて「株主の投資額に比してどれだけ効率的に利益を獲得したか」を判断するのに用いられます。ROEは、その値が高いほど自己資本を効率的に活用して利益を上げていると判断されます。
●ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100 - 適切。配当性向(はいとうせいこう)は、ある企業がその期の純利益(税引後利益)の中から、配当金をどのくらい支払っているかの割合を表したものです。
●配当性向(%)=年間配当金額÷当期純利益×100配当性向は、企業の当期純利益に対する年間配当金の割合を示す指標である。(2022.5-25-3)配当性向は、当期純利益に対する年間配当金の割合を示す指標である。(2017.9-25-3)配当利回りは、総資産に対する年間配当金の割合を示す指標である。(2017.9-25-4)配当性向は、株価に対する年間配当金の割合を示す投資指標である。(2017.5-25-4)配当性向は、株価に対する配当金の割合を示す指標である。(2016.9-25-3)配当性向は、株価に対する年間配当金の割合を示す指標である。(2016.5-25-1)配当利回りは、総資産に対する年間配当金の割合を示す指標である。(2014.5-27-1)配当性向は、株価に対する年間配当金の割合を示す指標である。(2014.5-27-2)
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