FP2級過去問題 2017年9月学科試験 問26
問26
金融派生商品に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- オプション取引は、将来の一定期日または一定期間内に、原資産を、あらかじめ定められた価格で売る権利または買う権利を売買する取引である。
- オプションの売り手は、オプションを行使する権利を有するが、その権利を放棄することもできる。
- 先物取引には、証拠金を預けることによって、それよりも多額の取引ができるという現物取引にはない特徴があり、これをレバレッジ効果という。
- 現物取引と反対のポジションの先物を保有することなどにより、価格変動リスク等を回避または軽減することを狙う取引をヘッジ取引という。
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正解 2
問題難易度
肢16.6%
肢263.7%
肢320.9%
肢48.8%
肢263.7%
肢320.9%
肢48.8%
分野
科目:C.金融資産運用細目:8.金融派生商品
解説
- 適切。オプション取引とは、将来のあらかじめ定められた期日(満期日)に特定の商品(原資産)を現時点で取り決めた価格で"買う権利"と"売る権利"を売買する取引です。将来の一定期日または一定期間内に、原資産についてあらかじめ定められた価格で売る権利または買う権利を売買する取引をオプション取引という。(2018.9-26-3)オプションとは、あらかじめ定められた将来の期日または一定の期間内に、原資産をあらかじめ定められた価格で売る権利または買う権利のことである。(2016.5-27-1)オプション取引は、将来の一定期日または一定期間内に、あらかじめ定められた価格で原資産を売る権利または買う権利を売買する取引である。(2014.5-28-1)
- [不適切]。記述は買い手のことを述べているので不適切です。
オプションの買い手は、権利行使するか、権利放棄するかを自由に選択できます。オプションの買い手は、オプションを行使する権利を有するが、その権利を放棄することもできる。(2021.3-27-2)オプションの買い手は、オプションを行使する権利を有するが、その権利を放棄することもできる。(2016.5-27-2)オプションの売り手は、オプションを行使する権利を有するが、その権利を放棄することもできる。(2015.9-26-2) - 適切。レバレッジ効果とは、商品先物取引やFXにおいて、証拠金を担保にした信用取引を行うことで少ない資金で大きな投資効果を得ることです。
- 適切。ヘッジ取引とは、現物と反対の取引を先物市場で行うことにより、現物の価格変動リスクを回避する取引です。現物価格の変動による利益と同額の利益が発生するように、現物と同じポジションの先物を保有することなどにより、価格変動リスク等を回避または軽減することを狙う取引を、ヘッジ取引という。(2022.5-27-2)現物と反対のポジションの先物を保有することなどにより、価格変動リスク等を回避または軽減することを狙う取引を、ヘッジ取引という。(2021.9-27-1)現物取引と反対のポジションの先物を保有することなどにより、価格変動リスク等を回避または軽減することを狙う取引をヘッジ取引という。(2018.9-26-4)ヘッジ取引は、現物と反対のポジションの先物を保有することなどにより、価格変動リスク等を回避または軽減することを狙う取引である。(2014.5-28-4)
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