FP2級過去問題 2019年1月学科試験 問17

問17

傷害保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。
  1. 海外旅行傷害保険では、日本を出国してから帰国するまでの間に被った損害を補償の対象としており、国内移動中の損害は補償の対象とならない。
  2. 家族傷害保険(家族型)において、保険期間中に誕生した記名被保険者本人の子は被保険者とはならない。
  3. 普通傷害保険では、国内における事故等による損害を補償の対象としており、海外旅行中の事故等による損害は補償の対象とならない。
  4. 国内旅行傷害保険では、細菌性食中毒やウイルス性食中毒による損害は補償の対象となる。

正解 4

問題難易度
肢11.7%
肢23.3%
肢320.0%
肢475.0%

解説

  1. 不適切。海外旅行傷害保険は、旅行のために自宅を出てから帰宅する間に被った傷害を補償するので、国内移動中の損害も補償の対象になります。
    海外旅行傷害保険では、日本を出国してから帰国するまでの間の事故によって被った損害を補償の対象としており、国内移動中の事故によって被った損害は補償の対象とならない。2021.9-17-3
    海外旅行傷害保険では、日本を出国してから帰国するまでの間の事故によって被った損害を補償の対象としており、国内移動中の事故によって被った損害は補償の対象とならない。2019.9-16-4
  2. 不適切。家族傷害保険(家族型)では、記名被保険者本人に加えて、配偶者、生計を一にする同居の親族、別居の未婚の子も被保険者です。家族傷害保険において補償の対象となる被保険者の範囲は、契約時の関係ではなく、事故発生時における関係で判定されます。このため、保険期間中に生まれた子も、保険会社に対する通知や追加保険料なしで自動的に被保険者となります。
    家族傷害保険では、保険期間中に誕生した契約者(=被保険者本人)の子は被保険者となる。2024.1-17-2
    家族傷害保険(家族型)では、保険期間中に誕生した記名被保険者本人の子は被保険者とはならない。2022.1-17-4
    家族傷害保険では、保険期間中に被保険者本人に生まれた子を被保険者とするためには、追加保険料を支払う必要がある。2021.5-16-4
    家族傷害保険では、保険期間中に生まれた記名被保険者本人の子は、被保険者とならない。2021.1-16-3
    家族傷害保険では、保険契約締結後に誕生した記名被保険者本人の子も、被保険者となる。2017.9-18-3
    家族傷害保険では、保険期間中に出生した記名被保険者本人の子は被保険者となる。2016.1-16-1
    家族傷害保険は、保険期間中に生まれた被保険者(契約者本人)の子のケガも、保険金支払いの対象となる。2013.9-17-2
  3. 不適切。普通傷害保険は、国内外、業務中・業務外を問わないので海外旅行中の事故等による損害も補償の対象になります。
  4. [適切]。国内旅行傷害保険は、旅行のために自宅を出てから帰宅する間に被った傷害を補償し、細菌性食中毒やウイルス性食中毒による損害も基本契約で補償されます。
    17.png./image-size:540×152
したがって適切な記述は[4]です。