預貯金・金融類似商品(全22問中12問目)

No.12

銀行等の金融機関で取り扱う預金商品に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
2018年5月試験 問21
  1. スーパー定期は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を設定する商品である。
  2. オプション取引などのデリバティブを組み込んだ仕組預金は、一般に、預金者の判断によって満期日を延長できる。
  3. 貯蓄預金は、公共料金などの自動支払口座や、給与や年金などの自動受取口座として利用することができる。
  4. 決済用預金は、決済用預金以外の預貯金の預入残高および利息の額にかかわらず、1金融機関につき預金者1人当たり元本1,000万円およびその破綻日までの利息の額までに限り預金保険制度により保護される。

正解 1

問題難易度
肢166.4%
肢27.8%
肢37.1%
肢418.7%

解説

  1. [適切]。スーパー定期は固定金利商品で、各金融機関が市場金利の動向を基準にして金利を設定しています。
    スーパー定期預金は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を設定する。2021.5-22-2
    スーパー定期は、市場金利の動向等に応じて、各金融機関が預金金利を設定する商品である。2019.5-21-4
    スーパー定期は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を設定する商品である。2013.5-22-3
  2. 不適切。デリバティブを組み込んだ仕組預金は原則、中途解約はできず、金融機関の判断で満期日が繰り上げられたり繰り下げられたりします。
    オプション取引などのデリバティブを組み込んだ仕組預金には、金融機関の判断によって満期日が繰り上がる商品がある。2022.5-22-2
    オプション取引などのデリバティブを組み込んだ期間延長特約付きの仕組預金は、預金者が預入日以降に満期日を延長することができる権利を有している預金である。2021.9-22-4
    デリバティブを組み込んだ仕組預金には、金融機関の判断によって満期日が繰り上がる商品がある。2021.1-22-4
    デリバティブを組み込んだ仕組預金には、金融機関の判断によって満期日までの期間が変更される商品がある。2019.5-21-3
    オプション取引などのデリバティブを組み込んだ仕組み預金は、一般に、預金者の判断によって満期日を延長できる。2016.9-22-2
    オプション取引などのデリバティブを組み込んだ仕組預金は、原則として、中途解約することができない。2015.5-22-2
  3. 不適切。貯蓄預金は、預入残高によって金利が変動する預金です。入出金は自由ですが、給与・年金・配当金の自動受取りや公共料金の自動引落しには利用できません。
    貯蓄預金は、クレジットカード利用代金などの自動振替口座や、給与や年金などの自動受取口座として利用することができる。2022.1-21-2
    貯蓄預金は、公共料金などの自動振替口座や、給与や年金などの自動受取口座として利用することができない。2021.5-22-4
    貯蓄預金は、クレジットカード利用代金などの自動振替口座や、給与や年金などの自動受取口座として利用することができない。2021.1-22-3
    貯蓄預金は、クレジットカード利用代金などの自動振替口座や、給与や年金などの自動受取口座として利用することができる。2020.9-22-1
    貯蓄預金は、公共料金などの自動支払口座や、給与や年金などの自動受取口座として利用することができる。2016.9-22-3
    貯蓄預金は、公共料金などの自動支払口座や給与・年金などの自動受取口座として利用することはできない。2015.5-22-4
    貯蓄預金は、公共料金などの自動支払口座や給与・年金などの自動受取口座として利用することはできない。2014.9-22-4
  4. 不適切。無利息・要求払い・決済サービスを提供できる、という3つの条件を満たす決済用預金は、その全額が預金保険制度による預金保護の対象となります。
    当座預金などの決済用預金は、預け入れている金融機関が破綻した場合、元本1,000万円およびその破綻日までの利息の額を限度として、預金保険制度により保護される。2021.5-22-1
したがって適切な記述は[1]です。