FP2級過去問題 2021年3月学科試験 問19
問19
損害保険を活用した家庭のリスク管理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- 病気やケガによって就業不能となり、収入が減少するリスクに備えて、所得補償保険を契約した。
- 自家用自動車の運転中に交通事故で死傷するリスクに備えて、自己の過失割合にかかわらず補償が受けられるよう、人身傷害(補償)保険を付帯して自動車保険を契約した。
- 日常生活および就業中の事故によりケガを負うリスクに備えて、普通傷害保険を契約した。
- 同居の子が原動機付自転車で通学中に、事故で他人にケガをさせ、法律上の損害賠償責任を負うリスクに備えて、個人賠償責任補償特約を付帯した家族傷害保険を契約した。
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正解 4
分野
科目:B.リスク管理細目:6.リスク管理と保険
解説
- 適切。所得補償保険は、所定の病気やケガによって就業不能となり、業務ができずに収入が減少するリスクに備える保険です。入院だけでなく医師の指示により自宅療養をした場合も支給の対象になります。所定の病気やケガにより会社の業務にまったく従事することができなくなるリスクに備えて、所得補償保険を契約した。(2022.9-20-4)病気やケガの治療のため就業できなくなることにより収入が喪失するリスクに備えて、所得補償保険を契約した。(2019.5-19-1)勤めている会社が倒産することにより、失業して所得を失うリスクに備えて、所得補償保険を契約した。(2018.5-19-3)勤めている会社が倒産して失業するリスクに備えて、所得補償保険を契約した。(2018.1-20-4)病気やケガによって就業不能となり、収入が喪失するリスクに備えて、所得補償保険を契約した。(2015.1-19-1)
- 適切。任意自動車保険の人身傷害補償保険は、本人や搭乗者が死傷した場合に、自己の過失割合にかかわらず補償が受けられる保険で、保険金額の範囲で実損額が保険金として支払われます。自家用自動車の運転中に交通事故で死傷した場合に備えて、自分の過失割合にかかわらず補償が受けられるよう、人身傷害補償保険を付けた自動車保険を契約した。(2016.5-19-2)自家用自動車の運転中に交通事故で死傷した場合に備えて、自分の過失割合にかかわらず補償が受けられるよう、人身傷害補償保険を付けた自動車保険に加入した。(2015.9-19-3)
- 適切。普通傷害保険は、国内外、業務中・業務外を問わず、急激で偶然起こった外来の事故によるケガが補償の対象になります。傷害保険は様々なケガによる補償が対象になるため、ケガをする可能性の高い職業職種についている場合、一般的に保険料が高くなります。趣味のラグビーの練習や試合中にケガをするリスクに備えて、普通傷害保険を契約した。(2019.5-19-3)自転車通勤中に転倒してケガをするリスクに備えて、普通傷害保険を契約した。(2018.1-20-3)日常生活における事故のほか、就業中の事故によりケガを負うリスクに備えて、普通傷害保険を契約した。(2015.1-19-3)
- [不適切]。個人賠償責任保険は、自動車事故以外の日常生活による事故が補償の対象です。原動機付自転車は自動車に含まれるため、個人賠償責任保険では補償されません。したがって、家族傷害保険に個人賠償責任補償特約を付帯してもダメです。同居の子が自転車で通学中に他人に接触してケガをさせ、法律上の損害賠償責任を負うリスクに備えて、火災保険の加入時に個人賠償責任補償特約を付帯した。(2023.5-20-2)同居の子が原動機付自転車で通学中に、他人に接触してケガをさせて法律上の損害賠償責任を負うリスクに備えて、火災保険加入時に個人賠償責任補償特約を付帯した。(2022.9-20-3)被保険者の子が原動機付自転車で通学中に、事故で他人にケガをさせてしまい法律上の損害賠償責任を負うリスクに備えて、個人賠償責任補償特約を付帯した普通傷害保険を契約した。(2019.5-19-4)子が自転車を運転中の事故により他人にケガをさせて法律上の損害賠償責任を負うリスクに備え、家族傷害保険に個人賠償責任補償特約を付帯して契約した。(2018.5-19-1)同居している子が原動機付自転車を運転中に事故を起こして法律上の賠償責任を負うリスクに備えて、個人賠償責任保険を契約した。(2015.1-19-4)
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