FP2級過去問題 2025年5月学科試験 問40
問40
損益計算書および貸借対照表の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- 損益計算書における売上総利益の額は、売上高の額から売上原価の額を差し引いた額である。
- 損益計算書における営業利益の額は、経常利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。
- 貸借対照表における無形固定資産は、物理的な形態を持たない特許権や商標権等の資産の金額を表している。
- 貸借対照表における固定負債は、返済期限が決算日の翌日から1年以内に到来しない借入金等の負債の金額を表している。
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正解 2
問題難易度
肢111.6%
肢267.3%
肢36.7%
肢414.4%
肢267.3%
肢36.7%
肢414.4%
分野
科目:D.タックスプランニング細目:15.決算書と法人税申告書
解説
- 適切。売上総利益は「売上高-売上原価」で求めます。粗利とも呼ばれます。損益計算書において、営業利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。(2025.1-40-3)損益計算書の営業利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。(2023.9-40-1)損益計算書において、営業利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。(2023.5-40-1)損益計算書の売上総利益の額は、売上高の額から売上原価の額を差し引いた額である。(2022.9-40-1)損益計算書における売上総利益の額は、売上高の額から売上原価の額を差し引いた額である。(2022.1-40-3)損益計算書における経常利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。(2022.1-40-4)損益計算書の売上総利益の額は、売上高の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。(2021.9-40-1)損益計算書の売上総利益は、売上高から売上原価を差し引いて算出する。(2021.1-40-3)損益計算書において、営業利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。(2020.9-40-2)
- [不適切]。営業利益は「売上総利益-販売費及び一般管理費の額」で求めます。経常利益から差し引くものではありません。損益計算書の営業利益は、売上総利益金額から販売費及び一般管理費の合計額を控除した金額を表示している。(2024.1-40-3)損益計算書の営業利益の額は、経常利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。(2022.9-40-2)損益計算書の営業利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の合計額を差し引いて算出する。(2018.5-40-3)
- 適切。無形固定資産とは、特許権や商標権などの産業財産権、借地権、のれん、ソフトウェア等の物理的な形態を持たない資産です。無形固定資産は、借地権など土地に関するものを除き、耐用年数等により定額法で減価償却が行われます。貸借対照表の無形固定資産は、物理的な形態を持たない特許権や商標権等の資産の金額を表示している。(2024.1-40-1)
- 適切。固定負債は、負債のうち返済期限が1年以内に到来しないものです。長期借入金や社債、退職給付引当金等などがあります。逆に1年以内に返済しなければならない負債は、流動負債となります。貸借対照表の固定負債は、返済期限が決算日の翌日から起算して1年以内に到来しない借入金等の負債の金額を表示している。(2024.1-40-2)

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