生命保険(全145問中140問目)

No.140

個人年金保険の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2013年5月試験 問12
  1. 確定年金は、年金支払期間中に被保険者が死亡した場合には、残りの期間に対応する年金または一時金が支払われる。
  2. 終身年金の保険料は、被保険者が同年齢で、基本年金額や保険料払込期間、年金受取開始年齢など契約内容が同一の場合、男性の方が女性よりも高くなる。
  3. 変額個人年金保険は、保険料を株式や債券などで運用し、その運用の実績によって年金額や解約返戻金額などが増減する。
  4. 夫婦終身年金は、年金支払期間開始後、夫婦のいずれかが生存していれば年金が支払われる。

正解 2

問題難易度
肢116.1%
肢268.7%
肢39.0%
肢46.2%

解説

  1. 適切。確定年金では、あらかじめ定めた年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、継続受取人が年金受け取りを続けるか、残りの期間に対応する一時金を受け取るかを選択できます。年金として受け取る場合には年金受給権の評価額が、一時金として受け取る場合にはその受取額が、それぞれ相続税の課税対象になります。
    確定年金は、10年、15年などの契約時に定めた年金支払期間中に被保険者が死亡した場合、その時点で契約が消滅して年金支払いは終了する。2021.9-13-1
  2. [不適切]。女性の方が平均寿命が長く、保険会社からすれば支払い続ける年金が増えるので、男女で契約内容が同一の終身年金の場合、保険料は女性の方が高くなります。
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    保証期間付終身年金において、契約時の被保険者の年齢、基本年金額、保険料払込期間や年金受取開始年齢などの契約内容が同一の場合、その保険料は、被保険者が男性であるよりも女性である方が高くなる。2022.1-13-4
    終身年金では、被保険者が同年齢で、基本年金額や保険料払込期間、年金受取開始年齢など契約内容が同一の場合、保険料は被保険者が女性の方が男性よりも高くなる。2020.1-12-2
    個人年金保険(有期年金)の保険料は、被保険者が同年齢で、基本年金額や保険料払込期間、年金受取開始年齢などの契約内容が同一の場合、個人年金保険(確定年金)よりも高くなる。2019.9-13-3
    個人年金保険(終身年金)の保険料は、被保険者が同年齢で、基本年金額や保険料払込期間、年金受取開始年齢などの契約内容が同一の場合、被保険者が女性である方が男性であるよりも高くなる。2019.9-13-4
    終身保険の保険料は、被保険者の年齢、死亡保険金額、保険料払込期間など契約内容が同一の場合、一般に、被保険者が女性である方が男性であるよりも高くなる。2019.5-12-3
    終身年金では、被保険者が同年齢で、基本年金額や保険料払込期間、年金受取開始年齢など契約内容が同一の場合、保険料は男性の方が女性よりも高くなる。2019.1-12-2
    終身年金では、被保険者が同年齢で、基本年金額や保険料払込期間、年金受取開始年齢など契約内容が同一の場合、保険料は男性の方が女性よりも高くなる。2018.9-11-4
  3. 適切。変額個人年金保険では、積立金の特別勘定による運用成果によって、将来の年金額や解約返戻金額が変動します。
    変額個人年金保険では、特別勘定における運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。2023.9-13-3
    変額個人年金保険は、特別勘定による運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。2022.5-12-4
    変額個人年金保険は、特別勘定による運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。2021.9-13-3
    変額個人年金保険は、保険料を特別勘定で運用し、その運用実績によって将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。2019.9-13-2
    変額個人年金保険では、積立金の特別勘定による運用成果によって、将来の年金額や解約返戻金額が変動する。2019.1-12-3
    一時払変額個人年金保険は、特別勘定の運用実績に基づいて将来受け取る年金額等が変動するが、死亡給付金については基本保険金額が最低保証されている。2018.9-11-1
    変額個人年金保険では、積立金の運用成果によって将来の年金額や解約返戻金などが変動する。2016.9-13-1
    変額個人年金保険は、保険料を株式や債券などで運用し、その運用の実績によって将来受け取る年金額が増減する。2014.5-11-3
    変額個人年金保険は、保険料を株式や債券などで運用し、その運用の実績によって将来受け取る年金額が増減する。2013.9-12-3
  4. 適切。夫婦終身年金とは、夫婦を被保険者として、年金支払期間開始後、いずれかが生存している場合に限り年金が支払われる商品です。
したがって不適切な記述は[2]です。