FP2級過去問題 2020年1月学科試験 問12
問12
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- 変額個人年金保険では、保険料の特別勘定による運用成果によって、将来受け取る年金額等が変動するが、死亡給付金については基本保険金額が最低保証されている。
- 終身年金では、被保険者が同年齢で、基本年金額や保険料払込期間、年金受取開始年齢など契約内容が同一の場合、保険料は被保険者が女性の方が男性よりも高くなる。
- 確定年金では、年金受取開始日前に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合、死亡給付金受取人が契約時に定められた年金受取総額と同額の死亡給付金を受け取ることができる。
- 保証期間のない有期年金では、年金受取期間中に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合、それ以降の年金は支払われない。
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正解 3
問題難易度
肢18.7%
肢220.5%
肢355.8%
肢415.0%
肢220.5%
肢355.8%
肢415.0%
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
- 適切。変額個人年金保険では、保険料の運用実績により保険金や解約返戻金が変動します。運用により年金原資が払込保険料を下回った場合でも、死亡給付金については基本保険金額(既払保険料相当額)の最低保証があるタイプが一般的です。
- 適切。男女で契約内容が同一の終身年金の場合、保険料は女性の方が高くなります。なぜなら、平均余命は女性の方が長く、保険会社からすれば年金の支払総額が増える確率が高いからです。
- [不適切]。確定年金では、被保険者が年金受取開始前に死亡した場合、年金受取総額ではなく、契約時に定められた死亡給付金(保険料払込相当額など)を受け取ることになります。
- 適切。保証期間のない有期年金は、あらかじめ定めた期間中に被保険者が生存している場合に限り支払われる保険なので、死亡した後は受け取ることができません。
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