FP2級過去問題 2014年5月学科試験 問11
問11
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- 変額個人年金保険では、払い込まれた保険料は、年金支払開始時までは特別勘定で運用される。
- 変額個人年金保険では、年金支払開始日前に被保険者が死亡した場合に支払われる死亡給付金の額は、既払込保険料相当額となっている。
- 変額個人年金保険は、保険料を株式や債券などで運用し、その運用の実績によって将来受け取る年金額が増減する。
- 一時払定額個人年金保険(終身年金)の基本年金額について、被保険者が男性の場合と女性の場合を比較すると、被保険者の年齢や保険料等の契約内容が同一である場合、男性の場合の基本年金額の方が高い。
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正解 2
問題難易度
肢19.3%
肢244.9%
肢34.1%
肢441.7%
肢244.9%
肢34.1%
肢441.7%
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
- 適切。変額個人年金保険では、払い込まれた保険料は年金支払開始時まで特別勘定で運用されます。特別勘定とは、元本や利率の保証無しに運用成績に応じるものです。
- [不適切]。変額個人年金保険では、支払った保険料を特別勘定で運用するので、死亡給付金額はその運用実績によって増えたり減ったりします(ただし、最低保証額があります)。既払込保険料相当額相当額の死亡給付金額が支払われるのは、変額ではない個人年金保険です。生存保障重視型の個人年金保険(いわゆるトンチン年金保険)では、年金受取開始前に被保険者が死亡した場合に支払われる死亡給付金は、既払込保険料相当額を超える金額に設定されている。(2023.1-14-4)変額個人年金保険では、年金支払開始日前に被保険者が死亡した場合に支払われる死亡給付金の額は、既払込保険料相当額となっている。(2016.9-13-2)
- 適切。変額個人年金保険は、株式や債券などを中心に特別勘定で資産を運用するので、運用実績によって年金額が増減します。変額個人年金保険では、特別勘定における運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。(2023.9-13-3)変額個人年金保険は、特別勘定による運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。(2022.5-12-4)変額個人年金保険は、特別勘定による運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。(2021.9-13-3)変額個人年金保険は、保険料を特別勘定で運用し、その運用実績によって将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。(2019.9-13-2)変額個人年金保険では、積立金の特別勘定による運用成果によって、将来の年金額や解約返戻金額が変動する。(2019.1-12-3)一時払変額個人年金保険は、特別勘定の運用実績に基づいて将来受け取る年金額等が変動するが、死亡給付金については基本保険金額が最低保証されている。(2018.9-11-1)変額個人年金保険では、積立金の運用成果によって将来の年金額や解約返戻金などが変動する。(2016.9-13-1)変額個人年金保険は、保険料を株式や債券などで運用し、その運用の実績によって将来受け取る年金額が増減する。(2013.9-12-3)変額個人年金保険は、保険料を株式や債券などで運用し、その運用の実績によって年金額や解約返戻金額などが増減する。(2013.5-12-3)
- 適切。終身年金において男性と女性で基本年金額以外の条件が同じ場合には、平均余命が短い(支給が短期間になると見込まれる)男性の方が基本年金額が高くなります。
終身年金の保険料は、平均余命が長く、男性よりも長期間にわたり年金をもらえる可能性が高い女性の方が高くなります。基本年金額以外の条件が同じならば、保険料のうち女性と男性の差額分だけ男性の基本年金額が増えることになるからです。一時払定額個人年金保険(終身年金)の基本年金額について、被保険者が男性の場合と女性の場合を比較すると、被保険者の年齢や保険料等の契約内容が同一である場合、男性の場合の基本年金額の方が低い。(2015.10-13-4)一時払定額個人年金保険(終身年金)の基本年金額について、被保険者が男性の場合と女性の場合を比較すると、被保険者の年齢や保険料等の契約内容が同一である場合、女性の場合の基本年金額の方が高い。(2014.1-13-4)
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