FP2級過去問題 2021年9月学科試験 問13
問13
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。- 確定年金は、10年、15年などの契約時に定めた年金支払期間中に被保険者が死亡した場合、その時点で契約が消滅して年金支払いは終了する。
- 外貨建て個人年金保険は、円換算支払特約を付加することで、為替変動があっても、円貨で受け取る年金受取総額が既払込保険料総額を下回ることはない。
- 変額個人年金保険は、特別勘定による運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。
- 夫婦年金は、夫婦が共に生存している場合に年金を受け取ることができ、夫婦のいずれか一方が死亡した場合、その時点で契約が消滅して年金支払いは終了する。
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正解 3
問題難易度
肢19.2%
肢25.2%
肢380.7%
肢44.9%
肢25.2%
肢380.7%
肢44.9%
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
- 不適切。確定年金は、被保険者の生死に関係なく、契約時に定めた年金支払期間中は年金を受け取れるタイプの商品です。被保険者が死亡しても契約は消滅せず給付期間が終了するまで年金支払いは継続します。
なお、年金支払期間中に受取人が死亡した場合には、その受取人の遺族が年金受給権を相続することになります。確定年金は、年金支払期間中に被保険者が死亡した場合には、残りの期間に対応する年金または一時金が支払われる。(2013.5-12-1) - 不適切。円換算支払特約は、外貨建て保険の保険金を円貨で受け取るための特約です。円換算支払特約を付加する主な目的は、保険金を受け取るための外貨預金口座を不要とすることであって、為替リスクを回避することではありません。
外貨建て個人年金保険の年金受取額は外貨で確定しているので、円換算の受取額は為替変動の影響を受けます。受取時の為替レートが契約時より円高になっていると、為替差損により年金受取総額が既払込保険料相当額を下回ってしまうこともあります。外貨建て個人年金保険では、円換算支払特約を付加することで、契約時点の為替レートで円換算した年金を受け取ることができる。(2024.5-11-3)外貨建て個人年金保険では、円換算支払特約を付加することで、年金や解約返戻金、死亡給付金を円貨で受け取ることができる。(2023.9-13-4)外貨建て個人年金保険は、契約時に円換算支払特約を付加することで、為替変動があっても、円貨で受け取る年金受取総額が既払込保険料総額を下回ることはない。(2022.5-12-3)外貨建て個人年金保険では、円換算特約を付加した場合、受け取る年金額は為替の変動による影響を受けない。(2016.9-13-4) - [適切]。変額個人年金保険は、株式や債券などを中心に特別勘定で資産運用し、その運用実績によって将来受け取る死亡給付金や解約返戻金、年金の額が増減するタイプの商品です。変額個人年金保険では、特別勘定における運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。(2023.9-13-3)変額個人年金保険は、特別勘定による運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。(2022.5-12-4)変額個人年金保険は、保険料を特別勘定で運用し、その運用実績によって将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。(2019.9-13-2)変額個人年金保険では、積立金の特別勘定による運用成果によって、将来の年金額や解約返戻金額が変動する。(2019.1-12-3)一時払変額個人年金保険は、特別勘定の運用実績に基づいて将来受け取る年金額等が変動するが、死亡給付金については基本保険金額が最低保証されている。(2018.9-11-1)変額個人年金保険では、積立金の運用成果によって将来の年金額や解約返戻金などが変動する。(2016.9-13-1)変額個人年金保険は、保険料を株式や債券などで運用し、その運用の実績によって将来受け取る年金額が増減する。(2014.5-11-3)変額個人年金保険は、保険料を株式や債券などで運用し、その運用の実績によって将来受け取る年金額が増減する。(2013.9-12-3)変額個人年金保険は、保険料を株式や債券などで運用し、その運用の実績によって年金額や解約返戻金額などが増減する。(2013.5-12-3)
- 不適切。夫婦年金は、少なくとも夫婦のいずれか一方が生存している間は年金を受け取ることができます。いずれか一方が死亡しても、契約が消滅することはなく年金支払いは継続します。
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