生命保険 (全84問中56問目)

No.56

契約者(=保険料負担者)を法人、被保険者を役員とする生命保険契約の経理処理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとし、いずれも保険料は毎月平準払いで支払われているものとする。
出典:2015年5月試験 問15
  1. 死亡保険金受取人および満期保険金受取人がいずれも法人である養老保険の保険料は、全額を資産に計上する。
  2. 死亡保険金受取人が法人である長期平準定期保険の保険料は、保険期間の6割相当期間経過後は、支払った保険料の全額を損金に算入するとともに、資産に計上していた前払保険料を期間の経過に応じて取り崩して損金に算入する。
  3. 死亡保険金受取人が法人である終身保険を解約して受け取った解約返戻金は、全額を雑収入として経理処理する。
  4. 給付金受取人である法人が受け取った医療保険の入院給付金・手術給付金は、全額を雑収入として経理処理する。

正解 3

解説

  1. 適切。養老保険の経理処理では、死亡保険金受取人および満期保険金受取人のどちらも法人の場合、支払保険料の全額を資産計上します。
  2. 適切。長期平準定期保険の経理処理は、保険期間の後半4割の期間は、支払保険料を全額損金算入し、さらに前半の6割の期間に資産計上していた分を均等に取り崩して損金算入します。
  3. [不適切]。死亡保険金受取人が法人である終身保険を解約して受け取った解約返戻金は、解約返戻金と資産計上額との差額を雑収入または雑損失として経理処理します。よって記述は不適切です。
  4. 適切。医療保険は保険料を資産計上しないので、法人が受け取った入院給付金・手術給付金は、その全額を雑収入として経理処理します。
したがって不適切な記述は[3]です。