FP2級過去問題 2017年5月学科試験 問51(改題)

問51

贈与に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 負担付贈与ではない贈与契約の贈与者は、贈与財産に契約内容に適合しない事実があることを知らないで贈与した場合であっても、その契約不適合について担保責任を負う。
  2. 口頭での贈与契約の場合、当事者双方は、その履行が終わっていない部分についてはその契約を撤回することができる。
  3. 定期の給付を目的とする贈与契約は、当事者の一方の死亡によってその効力を失う。
  4. 死因贈与契約は、贈与者の死亡によってその効力を生じる。

正解 1

問題難易度
肢174.8%
肢212.1%
肢38.1%
肢45.0%

解説

  1. [不適切]。贈与契約では、贈与の目的物が特定したときの(契約時の)状態で引き渡すことを約束したとみなされます。契約時の現状引渡しで足りるのですから、原則として贈与契約では知る・知らないにかかわらず担保責任を負いません。一方、負担付贈与は双務契約として扱われるので、契約内容に適合しない事実があった場合には原則として担保責任を負います。
  2. 適切。口頭での贈与契約の場合、当事者双方、その履行が終わっていない部分についてはいつでも撤回することができます。
  3. 適切。定期の給付を目的とする贈与契約は、贈与者または受贈者が死亡したとき、その効力を失います。
  4. 適切。死因贈与契約は、贈与者の死亡によってその効力を生じる贈与契約です。贈与契約の一種ですが、受贈した財産は相続税の課税対象となります。
したがって不適切な記述は[1]です。