ライフプランニングの考え方・手法(全33問中30問目)

No.30

ライフプランニングの一般的な手法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
2014年1月試験 問2
  1. 個人の資産や負債の状況を表すバランスシートの作成において、株式等の金融資産や自宅等の不動産は、取得価格ではなく、作成時の時価で記入する。
  2. 将来の予定や希望する計画を時系列で表すライフイベント表には、子どもの進学や住宅取得などの支出を伴う事項だけを記入し、収入を伴う事項は記入しない。
  3. ライフプランニング上の可処分所得の金額は、年間の収入金額から社会保険料、所得税および住民税、生命保険料および損害保険料を控除した金額である。
  4. 税金の収支を表すキャッシュフロー表の作成において、住宅ローンの返済額は、利息部分のみを支出項目に記入し、元本部分は記入しない。

正解 1

問題難易度
肢188.5%
肢22.5%
肢36.1%
肢42.9%

解説

  1. [適切]。個人のバランスシートにおける金融資産や不動産の価額は、現時点での価値を把握するため、取得価額ではなく作成時点の時価で計上する必要があります。不動産や車であれば売却価格、生命保険では解約返戻金額、投資資産ではその時点での評価額を使います。
    個人の資産や負債の状況を表すバランスシートの作成において、一般に、株式等の金融資産や不動産の価額は、取得時点の価額を計上する。2024.5-2-2
    個人の資産や負債の状況を表すバランスシートの作成において、株式等の金融資産や不動産の価額は、作成時点の時価ではなく、取得時点の価額で計上する。2021.9-2-1
    個人の資産や負債の状況を表すバランスシートの作成において、株式等の金融資産や不動産の価額は、取得時点の価額ではなく作成時点の時価で計上する。2020.1-2-1
    個人の資産や負債の状況を表すバランスシートの作成において、株式等の金融資産や不動産の価額は、取得時点の価額ではなく作成時点の時価で計上する。2019.5-2-1
    個人の資産や負債の状況を表すバランスシートの作成において、株式等の金融資産や不動産の価額は、取得時点の価額ではなく作成時点の時価で計上する。2018.1-3-1
    個人の資産や負債の状況を表すバランスシートの作成において、株式等の金融資産や不動産の価額は、作成時点の時価で計上する。2017.5-2-4
    個人の資産や負債の状況を表すバランスシートの作成において、不動産は取得時の価額を記入し、預貯金や負債は作成時の残高を記入する。2015.5-2-4
  2. 不適切。ライフイベント表は、家族全員の年齢と将来発生する出来事を時系列に並べて、その出来事に伴う支出と収入を一覧にしたものです。支出に係るものだけを記入すると思いがちですが、贈与や保険の満期・祝金などの収入も記載します。
    将来の予定や希望する計画を時系列で表すライフイベント表には、子どもの進学や住宅取得などの支出を伴う事項だけを記入し、収入を伴う事項は記入しない。2020.1-2-2
  3. 不適切。ライフプランニング上の可処分所得の金額は、年間の収入金額から社会保険料・所得税及び住民税を控除した金額です。生命保険料および損害保険料は控除しません。
    キャッシュフロー表の作成において、一般に、可処分所得には、年間の収入金額から所得税、住民税、社会保険料および生命保険料を控除した金額を計上する。2024.5-2-1
    キャッシュフロー表の作成において、可処分所得は、年間の収入金額から直接税、社会保険料および住居費の金額を控除した金額を計上する。2023.1-2-1
    キャッシュフロー表の作成において、可処分所得は、「実収入-非消費支出(直接税、社会保険料など)」の算式で計算された金額を計上する。2021.9-2-4
    キャッシュフロー表の作成において用いられる可処分所得は、年間の収入金額から所得税、住民税、社会保険料および生命保険料を控除した金額である。2020.1-2-4
    キャッシュフロー表の作成において、可処分所得は、「年間の収入金額-(所得税+住民税)」で計算された金額を計上する。2019.5-2-2
    ライフプランニング上の可処分所得は、年間の収入金額から所得税、住民税および生命保険料を差し引いた金額を使用する。2018.1-3-2
  4. 不適切。キャッシュフロー表の作成の住宅ローンの返済額には、元本部分と利息の合計金額を支出として記入します。
したがって適切な記述は[1]です。