不動産の見方 (全28問中26問目)

No.26

不動産の登記に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
出典:2013年9月試験 問41
  1. 土地に関する登記記録は、一筆の土地ごとに作成される。
  2. 賃借権に関する登記事項は、登記記録の権利部乙区に記録される。
  3. 不動産の登記事項証明書の交付を受けることができるのは、当該不動産の利害関係者に限られる。
  4. 不動産登記には公信力がないため、登記記録の内容を真実であると信じて取引した場合でも、法的に保護されるとは限らない。

正解 3

解説

  1. 適切。土地に関する登記記録は、一筆の土地ごとに作成されます。"一筆の土地"とは土地登記簿上の一個の土地という意味です。なお、建物は"一個の建物"ごとに登記記録が作成されます。
  2. 適切。登記記録は、表示に関する登記の「表題部」と権利に関する登記の「権利部」に分類され、さらに権利部は所有権に関する事項が記載される「甲区」と所有権以外の権利に関する事項が記載される「乙区」に分かれています。借地権・抵当権・地上権などに関する登記事項は、乙区に記録されています。
  3. [不適切]。不動産の登記事項証明書の交付は、手数料を支払って申請することで、その不動産の利害関係者であるか否かにかかわらず誰でも交付を受けることができます。
  4. 適切。不動産登記には、対抗力はありますが公信力はありませんので、登記記録の内容を真実であると信じて取引した場合であっても、権利が保護されず取得できなくなることがあります。
    対抗力
    自己の権利を第三者に対して主張することができる法的効力
    公信力
    内容が真実に反するものであってもこれを信頼して取引した者は保護され、内容が真実であった場合と同様の権利取得が認められる効力
したがって不適切な記述は[3]です。