FP2級過去問題 2015年5月学科試験 問12

問12

各種終身保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 無選択型終身保険は、加入時に医師による診査や告知の必要がなく、被保険者の健康状態にかかわらず加入することができる。
  2. 低解約返戻金型終身保険は、全保険期間を通じて、解約返戻金額が通常の終身保険の70%程度に抑制されている。
  3. 一時払変額終身保険は、運用実績に応じて死亡保険金額や解約返戻金額が変動するが、いずれも一時払保険料相当額が最低保証されている。
  4. 利率変動型積立終身保険(アカウント型保険)の積立部分(アカウント部分)は、保険料払込満了日まで引き出すことができない。

正解 1

問題難易度
肢153.2%
肢216.5%
肢315.7%
肢414.6%

解説

  1. [適切]。無選択型終身保険は、加入時に健康状態などについて告知または医師の診査を要しない保険です。ただし、支払保険料は割高になります。
  2. 不適切。低解約返戻金型終身保険は、保険料払込期間中の解約返戻金の金額を低く設定することで、保険料が割安になる保険商品です。保険料払込期間終了後は通常の終身保険と同水準の解約返戻率になります。
  3. 不適切。一時払変額終身保険では、運用実績に応じて死亡保険金額は変動しますが、一時払保険料相当額の最低保証があります。しかし、解約返戻金には最低保証はありません。
  4. 不適切。利率変動型積立終身保険(アカウント型保険)の積立部分(アカウント部分)は、途中で引き出したり、まとまった金額を一時金として積み立てることができます。
    利率変動型積立終身保険(アカウント型保険)は、積立金を一定の範囲内で自由に引き出すことができるほか、まとまった金額を一時金として積み立てることもできる。2014.9-13-3
したがって適切な記述は[1]です。