FP2級過去問題 2016年1月学科試験 問55

問55

遺産分割に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 被相続人は、遺言により、相続開始の時から5年を超えない期間を定めて、遺産の分割を禁ずることができる。
  2. 共同相続人は、遺言により遺産の分割を禁じられている場合を除き、相続の開始があったことを知った日の翌日から6ヵ月以内に遺産分割を行わなければならない。
  3. 遺産分割協議が適法に成立した場合には、共同相続人全員の合意があったとしても、遺産の再分割協議をすることは認められない。
  4. 共同相続人において遺産分割協議が調わない場合には、家庭裁判所に対して、調停による遺産分割申立てに先立って、審判による遺産分割の申立てをしなければならない。

正解 1

解説

  1. [適切]。遺産の分割は、原則として、相続が開始した後は自由にできますが、被相続人は、遺言によって、相続開始の時から5年を超えない期間を定めて遺産の分割を禁じることができます。
  2. 不適切。遺産分割についての期限は設けられていません。ただし、相続税の申告期限内(相続開始後10ヶ月)に遺産分割協議ができなかった場合は、一旦、法定相続分に応じて相続税を支払わなければなりません。
  3. 不適切。遺産分割協議が適法に成立した場合でも、共同相続人全員の合意があれば、遺産の再分割協議をすることが認められています。
  4. 不適切。共同相続人において遺産分割協議が調わない場合、家庭裁判所に対して遺産分割の調停を申し立て(調停分割)、それでも合意成立しない場合、家事裁判官による審判を行い(審判分割)、遺産分割が行われます。
したがって適切な記述は[1]です。