FP2級過去問題 2018年5月学科試験 問18

問18

第三分野の保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 医療保険(更新型)は、所定の年齢の範囲内であれば、保険期間中に入院給付金を受け取っていても、契約を更新できる。
  2. がん保険は、保障開始後は入院給付金の支払日数には限度がないが、手術給付金の支払回数には限度がある。
  3. 介護保障保険は、寝たきりや認知症によって所定の要介護状態となりその状態が一定期間継続した場合のほか、公的介護保険の要介護認定に連動して一時金や年金が支払われるものがある。
  4. 所得補償保険では、ケガや病気によって就業不能となった場合、入院中だけでなく医師の指示による自宅療養中も補償の対象となる。

正解 2

問題難易度
肢17.1%
肢279.3%
肢37.7%
肢45.9%

解説

  1. 適切。更新型の医療保険は、保険期間中に入院給付金を受け取った場合でも、保険期間終了後に契約を更新できます。
    医療保険(更新型)は、所定の年齢の範囲内であれば、保険期間中に入院給付金を受け取った場合であっても、契約を更新することができる。2024.9-19-2
    更新型の医療保険では、保険期間中に入院給付金を受け取った場合、保険契約を更新することができない。2024.1-19-2
    更新型の医療保険では、保険期間中に入院給付金を受け取った場合、保険期間満了時に契約を更新することができない。2022.5-19-2
    更新型の医療保険では、保険期間中に入院給付金を受け取った場合、保険期間満了時にこの契約を更新することはできない。2021.3-18-3
    更新型の医療保険は、所定の年齢等の範囲内であれば、保険期間中に入院給付金を受け取ったとしても、契約を更新することができる。2020.9-19-4
    医療保険(更新型)は、所定の年齢の範囲内であれば、保険期間中に入院給付金を受け取ったとしても、契約を更新することができる。2019.9-19-3
    更新型の医療保険では、保険期間中に入院給付金を受け取った場合、保険期間満了時にこの契約を更新することはできない。2019.5-18-2
  2. [不適切]。がん治療は長引くことも多く、再発や転移の可能性もあるため、がん保険には入院給付金の支払日数の限度も、手術給付金の支払回数の限度もありません。
  3. 適切。介護保障保険は、被保険者が寝たきりや認知症による所定の要介護状態となった場合には、保険金を一時金や年金として受け取ることができ、公的介護保険の要介護認定に連動して支払われるものもあります。
  4. 適切。所得補償保険はケガや病気によって就業不能となった場合、被保険者が喪失する収入を補償する保険です。失業、出産や育児による就業不能は対象外ですが、医師の指示による自宅療養中により就業不能となった場合は補償の対象になります。
    所得補償保険では、ケガや病気によって就業不能となった場合であっても、所定の医療機関に入院しなければ、補償の対象とならない。2023.5-19-1
    所得補償保険では、ケガや病気によって就業不能となった場合であっても、所定の医療機関に入院しなければ、補償の対象とならない。2020.1-19-2
    所得補償保険では、ケガや病気によって就業不能となった場合、入院中だけでなく医師の指示による自宅療養中も補償の対象となる。2016.9-19-4
したがって不適切な記述は[2]です。