FP2級過去問題 2019年9月学科試験 問19

問19

第三分野の保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 特定疾病保障保険は、がんに罹患して特定疾病保障保険金が支払われた後も契約が存続し、がんが再発した場合には、特定疾病保障保険金が再度支払われる。
  2. 所得補償保険は、被保険者が保険会社所定の病気により就業不能になった場合には補償の対象となるが、ケガにより就業不能になった場合には補償の対象とならない。
  3. 医療保険(更新型)は、所定の年齢の範囲内であれば、保険期間中に入院給付金を受け取ったとしても、契約を更新することができる。
  4. がん保険は、契約日の翌日に被保険者ががんと診断された場合、診断給付金が支払われる。

正解 3

問題難易度
肢110.1%
肢24.5%
肢379.9%
肢45.5%

解説

  1. 不適切。特定疾病保障保険は、一度支払事由に該当し保険金が支払われると契約は消滅します。よって、再発時に再び保険金を受け取ることはできません。
  2. 不適切。所得補償保険は、所定の病気で就業不能となった場合だけでなく、ケガによる就業不能も保険金の支払い対象になります。
    所得補償保険は、被保険者が保険会社所定の病気により就業不能になった場合には補償の対象となるが、ケガにより就業不能になった場合には補償の対象とならない。2021.9-19-1
  3. [適切]。更新型の医療保険は、所定の年齢までは健康状態にかかわらず告知なしで更新できます。よって、保険期間中に入院給付金を受け取った場合でも、保険期間終了後に契約を更新することができます。
    医療保険(更新型)は、所定の年齢の範囲内であれば、保険期間中に入院給付金を受け取った場合であっても、契約を更新することができる。2024.9-19-2
    更新型の医療保険では、保険期間中に入院給付金を受け取った場合、保険契約を更新することができない。2024.1-19-2
    更新型の医療保険では、保険期間中に入院給付金を受け取った場合、保険期間満了時に契約を更新することができない。2022.5-19-2
    更新型の医療保険では、保険期間中に入院給付金を受け取った場合、保険期間満了時にこの契約を更新することはできない。2021.3-18-3
    更新型の医療保険は、所定の年齢等の範囲内であれば、保険期間中に入院給付金を受け取ったとしても、契約を更新することができる。2020.9-19-4
    更新型の医療保険では、保険期間中に入院給付金を受け取った場合、保険期間満了時にこの契約を更新することはできない。2019.5-18-2
    医療保険(更新型)は、所定の年齢の範囲内であれば、保険期間中に入院給付金を受け取っていても、契約を更新できる。2018.5-18-1
  4. 不適切。がん保険では、自覚症状がない人の申込みや保険金目的での不正に対して公平を期するために、一般的に契約から90日間または3ヵ月間の免責期間が設けられています。この期間中にがんと診断確定した場合、保険契約は無効になるため、保険金・給付金の支払いはありません。
    がん保険では、契約した翌日に被保険者ががんと診断された場合、診断給付金は支払われない。2016.1-18-3
    がん保険では、契約締結の翌日において被保険者ががんと診断された場合でも、診断給付金が支払われる。2014.5-18-2
したがって適切な記述は[3]です。