FP2級過去問題 2019年5月学科試験 問18
問18
医療保険およびがん保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- 医療保険では、人間ドック等の治療を目的としない入院をし、異常が発見されなかった場合は、入院給付金を受け取ることができない。
- 更新型の医療保険では、保険期間中に入院給付金を受け取った場合、保険期間満了時にこの契約を更新することはできない。
- がん保険の入院給付金は、がんによる入院の1回の支払日数や通算の支払日数に制限はない。
- がん保険は、責任開始までに一定の免責期間が設けられており、この期間中に被保険者ががんと診断確定された場合には、がん診断給付金を受け取ることができない。
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正解 2
問題難易度
肢16.4%
肢282.2%
肢38.6%
肢42.8%
肢282.2%
肢38.6%
肢42.8%
分野
科目:B.リスク管理細目:5.第三分野の保険
解説
- 適切。医療保険は疾病の治療費を補償するものですので、検査を目的とした健康診断や人間ドック等の入院は保険金支払事由となりません。ただし、人間ドック等により疾病が発見され、その診断に引き続いて治療のため入院した場合には、治療を伴う入院の一環として医療保険の支払い対象となります。
- [不適切]。更新型の医療保険は、所定の年齢までは健康状態にかかわらず告知なしで更新できます。このため、保険期間中に入院給付金を受け取った場合でも、保険期間終了後に契約を更新することができます。
- 適切。がん治療は長期に及ぶことが多いので、通常の医療保険とは異なり、がん保険の入院給付金には1入院〇日・通算〇日までといった支払日数の上限はありません。
- 適切。がん保険は、一般的に契約から90日間程度の免責期間があり、この期間中にがんと診断確定した場合、この契約は無効になります。保険金の支払いもありません。
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