FP2級過去問題 2015年9月学科試験 問16

問16

傷害保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 普通傷害保険は、被保険者の就業中に生じた事故による傷害は補償の対象とならない。
  2. 家族傷害保険は、保険契約締結時における所定の範囲の親族が被保険者となり、保険契約締結後に記名被保険者に誕生した子は被保険者とならない。
  3. 交通事故傷害保険は、自動車や自転車などの交通事故による傷害のほか、エレベーターやエスカレーターの搭乗中に生じた事故による傷害も補償の対象となる。
  4. 国内旅行傷害保険では、国内旅行中にかかった細菌性食中毒は補償の対象とならない。

正解 3

問題難易度
肢112.3%
肢23.3%
肢370.6%
肢413.8%

解説

  1. 不適切。普通傷害保険は、国内外問わず、家庭内や就業中、旅行中などの日常生活で起こる事故等による傷害に対して補償されます。
    普通傷害保険では、被保険者が就業中の事故によりケガをした場合、補償の対象となる。2022.9-18-2
    対人賠償保険では、被保険者が被保険自動車の運転中の事故により配偶者にケガをさせた場合、補償の対象とならない。2019.9-15-3
    普通傷害保険は、被保険者が地震を原因としてケガをした場合、補償の対象とする。2013.1-16-1
  2. 不適切。家族傷害保険は、一つの契約で保険契約締結時の一定範囲の親族が被保険者となります。保険契約締結後に誕生した記名被保険者の子も対象となります。
    家族傷害保険は、保険契約締結時における所定の範囲の親族が被保険者であり、保険契約締結後に誕生した子は被保険者とならない。2016.9-17-4
  3. [適切]。交通事故傷害保険は、国内外を問わず、被保険者が交通乗用具との衝突等によって被った傷害、運行中の交通乗用具に搭乗中もしくは駅構内にいるときの事故で被った傷害、交通乗用具や建物の火災などによる傷害を補償します。交通乗用具には、自動車、自転車、電車、船舶、航空機のほか、エレベーター、エスカレーターおよび動く歩道なども含まれています。
    交通事故傷害保険では、デパートのエスカレーターに搭乗中の事故によるケガは補償の対象となる。2021.1-16-1
  4. 不適切。国内旅行傷害保険は、国内旅行中にかかった細菌性食中毒は補償の対象となります。なお、細菌性食中毒は、海外旅行傷害保険でも対象となりますが普通傷害保険では対象になりません。
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    国内旅行傷害保険では、被保険者が旅行中の飲食により細菌性食中毒を発症した場合、補償の対象となる。2022.9-18-3
    国内旅行傷害保険では、国内旅行中にかかった細菌性食中毒は補償の対象となる。2021.5-16-3
    国内旅行傷害保険では、国内旅行中の飲食による細菌性食中毒は補償の対象とならない。2021.1-16-4
    国内旅行傷害保険では、国内旅行中にかかった細菌性食中毒は補償の対象とならない。2019.9-16-2
    国内旅行傷害保険は、旅行中の食事を原因とする細菌性食中毒も補償の対象となる。2017.1-17-4
    国内旅行傷害保険では、旅行中の食事による細菌性食中毒は補償の対象となる。2016.1-16-3
    国内旅行傷害保険では、国内旅行中の細菌性食中毒も補償の対象となる。2015.10-18-2
    国内旅行傷害保険では、国内旅行中にかかった細菌性食中毒も補償の対象となる。2014.5-16-4
したがって適切な記述は[3]です。