FP2級過去問題 2018年9月学科試験 問17

問17

傷害保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。
  1. 普通傷害保険では、細菌性食中毒は補償の対象となる。
  2. 家族傷害保険では、被保険者本人または配偶者と生計を共にする別居の未婚の子は補償の対象となる。
  3. 交通事故傷害保険では、道路通行中または交通乗用具に搭乗中の交通事故および交通乗用具の火災によるケガを補償の対象としており、エレベーターも交通乗用具に含まれる。
  4. 海外旅行傷害保険では、海外旅行中の地震によるケガは補償の対象となる。

正解 1

問題難易度
肢176.1%
肢24.2%
肢313.1%
肢46.6%

解説

  1. [不適切]。普通傷害保険は国内外、業務中・業務外を問わず、日常生活における傷害を補償します。細菌性食中毒はケガではないので補償の対象ではありません。
  2. 適切。家族傷害保険では、本人または配偶者と生計を一にする別居の未婚の子も補償の対象となります。
  3. 適切。交通事故傷害保険は、国内外を問わず、被保険者が交通乗用具との衝突等によって被った傷害、運行中の交通乗用具に搭乗中もしくは駅構内にいるときの事故で被った傷害、交通乗用具や建物の火災などによる傷害を補償します。交通乗用具には、自動車、自転車、電車、船舶、航空機のほか、エレベーター、エスカレーターおよび動く歩道なども含まれています。
  4. 適切。海外旅行傷害保険は、病気による治療費用だけでなく、旅行中の地震・噴火またはそれらによる津波による傷害も補償の対象になります。
したがって不適切な記述は[1]です。