FP2級過去問題 2025年5月学科試験 問13
問13
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。- 確定年金では、年金支払期間中に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合、あらかじめ指定された受取人が既払込保険料相当額から被保険者に支払われた年金額を差し引いた金額を死亡保険金として受け取ることができる。
- 保証期間付終身年金の保険料は、他の契約条件が同一であれば、被保険者が男性のほうが女性よりも高くなる。
- 変額個人年金保険では、特別勘定における運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。
- 個人年金保険では、被保険者が保険料払込期間中に所定の高度障害状態に該当すると、以後の保険料の払込みが免除され、直ちに年金を受け取ることができる。
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正解 3
問題難易度
肢110.1%
肢29.1%
肢372.5%
肢48.3%
肢29.1%
肢372.5%
肢48.3%
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
- 不適切。死亡給付金はありません。確定年金は、被保険者の生死に関係なく、一定期間年金を受け取ることができます。年金受取期間中に被保険者が死亡した場合には、年金受給権が相続人等に引き継がれるので、相続人等が保証期間満了までの年金(またはそれに代わる一時金)を受け取ることになります。個人年金保険(保証期間付終身年金)では、保証期間中に被保険者が死亡した場合、死亡給付金受取人が、既払込保険料相当額からすでに支払われた年金額を差し引いた金額を死亡給付金として受け取ることができる。(2024.5-11-1)確定年金では、年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、死亡給付金受取人が既払込保険料相当額から被保険者に支払われた年金額を差し引いた金額を死亡給付金として受け取ることができる。(2023.1-14-1)確定年金では、年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、死亡保険金受取人が既払込保険料相当額の死亡保険金を受け取ることができる。(2022.5-12-2)確定年金では、年金受取期間中に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合、相続人等が既払込保険料相当額の死亡給付金を受け取ることができる。(2020.9-12-3)
- 不適切。生涯にわたり年金が支払われる終身年金では、男女でその他契約内容が同一の場合、保険料は女性のほうが高くなります。平均余命の長い女性のほうが、保険会社が見込む年金支払総額が増えるためです。10年保証期間付終身年金では、被保険者の性別以外の契約条件が同一である場合、保険料は男性の方が女性よりも高くなる。(2025.1-13-2)10年保証期間付終身年金では、被保険者の性別以外の契約条件が同一である場合、保険料は女性の方が男性よりも高くなる。(2023.9-13-2)10年保証期間付終身年金において、被保険者の性別以外の契約条件が同一である場合、保険料は男性の方が女性よりも高くなる。(2023.1-14-2)終身年金では、他の契約条件が同一の場合、保険料は被保険者が女性であるよりも男性である方が高くなる。(2022.5-12-1)終身年金では、他の契約条件が同一の場合、保険料は被保険者が男性の方が女性よりも高くなる。(2020.9-12-4)
- [適切]。変額個人年金保険は、特別勘定に入れた保険料を株式や債券で運用し、その運用成果によって将来受け取ることのできる年金額や解約返戻金の額が変動する保険商品です。変額個人年金保険では、特別勘定における運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。(2023.9-13-3)変額個人年金保険は、特別勘定による運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。(2022.5-12-4)変額個人年金保険は、特別勘定による運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。(2021.9-13-3)変額個人年金保険は、保険料を特別勘定で運用し、その運用実績によって将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。(2019.9-13-2)変額個人年金保険では、積立金の特別勘定による運用成果によって、将来の年金額や解約返戻金額が変動する。(2019.1-12-3)一時払変額個人年金保険は、特別勘定の運用実績に基づいて将来受け取る年金額等が変動するが、死亡給付金については基本保険金額が最低保証されている。(2018.9-11-1)変額個人年金保険では、積立金の運用成果によって将来の年金額や解約返戻金などが変動する。(2016.9-13-1)変額個人年金保険は、保険料を株式や債券などで運用し、その運用の実績によって将来受け取る年金額が増減する。(2014.5-11-3)変額個人年金保険は、保険料を株式や債券などで運用し、その運用の実績によって将来受け取る年金額が増減する。(2013.9-12-3)変額個人年金保険は、保険料を株式や債券などで運用し、その運用の実績によって年金額や解約返戻金額などが増減する。(2013.5-12-3)
- 不適切。直ちに受け取ることはできません。個人年金保険では保険料払込期間中に高度障害状態に該当した場合、一般にその後の保険料の支払は免除されますが、年金の受取り開始は所定の年齢からとなります。高度障害状態となった場合でも、死亡給付金に代わる高度障害保険金はありません。
個人年金保険には、申込時に健康状態等の告知または医師による診査が必要な「選択型」と、告知等が不要な「無選択型」があります。選択型では高度障害状態に該当した場合、それ以降の保険料支払いが免除されます。一方、無選択型は保険料免除の取扱いはありません。個人年金保険では、被保険者が保険料払込期間中に所定の高度障害状態に該当すると、以後の保険料の払込みが免除され、直ちに年金を受け取ることができる。(2024.5-11-2)
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