損害保険(全106問中42問目)

No.42

傷害保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。
2020年1月試験 問16
  1. 普通傷害保険の保険料は、被保険者の契約時の年齢によって異なる。
  2. 家族傷害保険では、保険期間中に被保険者に子が生まれた場合、その子を被保険者に加えるためには、追加保険料を支払う必要がある。
  3. 交通事故傷害保険では、海外旅行中の交通事故によるケガは補償の対象となる。
  4. 国内旅行傷害保険では、旅行中に発生した地震および地震を原因とする津波によるケガは補償の対象となる。

正解 3

問題難易度
肢114.7%
肢28.3%
肢357.7%
肢419.3%

解説

  1. 不適切。普通傷害保険では、被保険者の職業や職種などによって保険料が決まるため、被保険者の年齢や性別は関与しません。傷害保険は様々なケガによる補償が対象になるため、ケガをする可能性の高い職業職種についている場合、一般的に保険料が高くなります。
    普通傷害保険の保険料率は、被保険者の年齢や性別、職種による差異はない。2021.9-17-1
    普通傷害保険では、被保険者の年齢によって保険料が異なる。2017.9-18-2
    普通傷害保険の保険料は、被保険者の年齢により異なる。2016.1-16-2
  2. 不適切。家族傷害保険の被保険者範囲は、契約時における関係ではなく、保険事故発生時における関係で判断されます。よって、契約締結後に生まれた子は手続きせずとも被保険者に加わります。追加保険料も不要です。
    家族傷害保険では、保険期間中に記名被保険者に子が生まれた場合、その子を被保険者に加えるためには追加保険料を支払う必要がある。2022.9-18-1
  3. [適切]。交通事故傷害保険は、国内外を問わず、被保険者が交通乗用具との衝突等によって被った傷害、運行中の交通乗用具に搭乗中もしくは駅構内にいるときの事故で被った傷害、交通乗用具や建物の火災などによる傷害を補償します。交通乗用具には、自動車、自転車、電車、船舶、航空機のほか、エレベーター、エスカレーターおよび動く歩道なども含まれています。国内外を問わないので、海外旅行中の交通事故によるケガも補償の対象です。
    普通傷害保険では、海外旅行中に地震により倒壊した建物の下敷きになりケガをした場合、補償の対象となる。2024.9-17-2
    普通傷害保険では、海外旅行中に転倒したことによるケガは補償の対象とならない。2024.1-17-1
    普通傷害保険では、日本国外における業務中の事故によるケガは補償の対象となる。2022.1-17-3
    交通事故傷害保険では、海外旅行中に遭遇した交通事故によるケガは補償の対象となる。2021.5-16-1
    普通傷害保険では、日本国外における業務中の事故によるケガも補償の対象となる。2019.9-16-3
    海外旅行傷害保険では、海外旅行中の地震によるケガは補償の対象となる。2018.9-17-4
    普通傷害保険では、就業中に発生した事故によるケガは補償の対象とならない。2017.5-18-1
    普通傷害保険では、海外旅行中の事故によるケガは補償の対象とならない。2017.5-18-2
    普通傷害保険は、日本国外における就業中の事故によるケガも補償の対象となる。2017.1-17-3
    普通傷害保険では、就業中に発生した事故によるケガは補償の対象となる。2016.9-17-3
    普通傷害保険は、被保険者が地震を原因としてケガをした場合、補償の対象とする。2013.1-16-1
  4. 不適切。国内旅行傷害保険では、住居を出発してから帰宅するまでに被ったケガやトラブルによる損害を補償対象としますが、旅行中に発生した地震、噴火またはこれらによる津波によるケガは補償の対象となりません。なお、海外旅行傷害保険では地震・噴火・津波による傷害も補償対象になります。
    国内旅行傷害保険では、国内旅行中に発生した地震および地震を原因とする津波によるケガは補償の対象とならない。2024.1-17-4
    海外旅行傷害保険では、海外旅行中に発生した地震および地震を原因とする津波によるケガは補償の対象とならない。2022.1-17-1
    国内旅行傷害保険では、国内旅行中に発生した地震および地震を原因とする津波によるケガは補償の対象となる。2022.1-17-2
    国内旅行傷害保険では、旅行中に発生した地震および地震を原因とする津波によるケガは補償の対象となる。2021.9-17-4
    国内旅行傷害保険では、旅行中に発生した地震、噴火またはこれらによる津波によるケガは補償の対象とならない。2017.5-18-3
したがって適切な記述は[3]です。