FP2級過去問題 2015年1月学科試験 問6

問6

厚生年金保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 産前産後休業期間中の被保険者に係る厚生年金保険の保険料は、事業主の申出により被保険者負担分の納付が免除されるが、事業主負担分については免除されない。
  2. 厚生年金保険の適用事業所に常時使用される70歳以上の者に支給される老齢厚生年金は、在職老齢年金の仕組みにより、年金額の全部または一部が支給停止となる場合がある。
  3. 老齢厚生年金の繰上げ支給を請求するときは、その請求と同時に老齢基礎年金の繰上げ支給の請求もしなければならない。
  4. 老齢厚生年金の繰下げ支給の増額率は、繰り下げた月数に0.7%を乗じて得た率(最大42%)となる。

正解 1

解説

  1. [不適切]。産前産後休業期間中の保険料免除制度によって、事業主の申出により被保険者と事業主の労使双方とも被保険者に係る保険料が免除されます。
  2. 適切。厚生年金保険の適用事業所に常時使用される70歳以上の者は厚生年金の被保険者ではないため保険料の支払いはありませんが、在職老齢年金の仕組みにより、老齢厚生年金額の全部または一部が支給停止となる場合があります。
  3. 適切。60歳から65歳になるまでのあいだに、老齢厚生年金の繰上げ支給を請求することができますが、その繰上げ請求をする場合は、その請求と同時に老齢基礎年金の繰上げ支給の請求も行わなければなりません。
  4. 適切。老齢厚生年金の繰下げ支給の増額率は、繰り下げた月数に0.7%を乗じて得た率となり、最大となる70歳から受給する場合「60ヶ月×0.7%=42%」となります。なお、繰上げ支給の減額率は、繰り上げた月数に0.5%を乗じた率になります。
したがって不適切な記述は[1]です。