FP2級過去問題 2016年5月学科試験 問29
問29
ポートフォリオのリスクに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- ポートフォリオの期待収益率は、ポートフォリオに組み入れた各資産の期待収益率を組入比率で加重平均した値となる。
- 異なる2資産からなるポートフォリオにおいて、2資産間の相関係数が-1の場合、ポートフォリオを組成することによる分散投資の効果(リスクの軽減)は得られない。
- 個別銘柄の要因で発生するリスクを、非システマティック・リスクという。
- システマティック・リスクは、ポートフォリオの組入れ銘柄数を増やしても低減しない。
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正解 2
問題難易度
肢13.3%
肢284.8%
肢34.1%
肢47.8%
肢284.8%
肢34.1%
肢47.8%
分野
科目:C.金融資産運用細目:9.ポートフォリオ運用
解説
- 適切。ポートフォリオの期待収益率は、ポートフォリオへの組入れた各資産の期待収益率をポートフォリオの構成比で加重平均した値になります。
- [不適切]。異なる2資産からなるポートフォリオの2資産間の相関係数が-1となる場合は、2つの資産は全く逆の値動きをするのでリスク低減効果は最大になります。
- 適切。非システマティック・リスクとは、個別銘柄の要因による価格変動リスクのことをいいます。非システマティック・リスクは分散投資により軽減可能です。
- 適切。システマティック・リスクとは市場全体の動きの影響を受けるリスクで、組入れ銘柄数を増やして分散投資をしても軽減することはできません。