FP2級過去問題 2019年1月学科試験 問19

問19

第三分野の保険や医療特約の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 先進医療特約の対象となる先進医療は、給付時点ではなく保険契約時点で厚生労働大臣により定められたものとされている。
  2. 特定疾病保障定期保険は、保険期間中、特定疾病保障保険金の支払事由が発生せずに、被保険者が死亡した場合、死亡保険金が支払われる。
  3. がん保険では、がんによる入院により被保険者が受け取る入院給付金については、支払日数の上限はない。
  4. 医療保険では、人間ドックで異常が認められて医師の指示で治療を目的とする精密検査のために入院した場合、入院給付金が支払われる。

正解 1

問題難易度
肢183.6%
肢24.7%
肢35.8%
肢45.9%

解説

  1. [不適切]。先進医療特約は、療養を受けた時点で厚生労働大臣が承認する先進医療に該当するかどうかで判定されます。給付時点ではありません。
  2. 適切。特定疾病保障定期保険は、特定疾病に罹患せずに死亡・高度障害状態になった場合でも、所定の死亡・高度障害保険金が支払われます。
  3. 適切。がん治療は長引くことも多く、再発や転移の可能性もあるため、がん保険には入院給付金の支払日数の限度も、手術給付金の支払回数の限度もありません。
  4. 適切。医療保険では、人間ドックや健康診断などの検査入院は入院給付金の対象にはならないのが原則です。しかし本肢のように、医師の指示により治療を目的とする精密検査等のために入院した場合は、入院給付金の支払い対象となります。
したがって不適切な記述は[1]です。