FP2級過去問題 2019年5月学科試験 問41

問41

土地の価格に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 相続税路線価は、地価公示の公示価格の70%を価格水準の目安として設定されている。
  2. 固定資産税評価額は、原則として、3年ごとの基準年度において評価替えが行われる。
  3. 地価公示の公示価格は、毎年1月1日を価格判定の基準日としている。
  4. 都道府県地価調査の基準地の標準価格は、毎年7月1日を価格判定の基準日としている。

正解 1

問題難易度
肢184.6%
肢25.1%
肢33.8%
肢46.5%

解説

不動産の価格に係る公的価格には「公示価格」「都道府県基準地標準価格」「相続税路線価」「固定資産税評価額」があります。
  1. [不適切]。相続税路線価は、相続税や贈与税の基準となる評価額で、公示価格の80%を目安として設定されています。
  2. 適切。固定資産税評価額は、固定資産税や都市計画税の基準となる評価額で、原則として3年ごとの基準年度において評価替えが行われます。
  3. 適切。公示価格は、地価公示法に基づき国土交通省が公表している土地の価格で、毎年1月1日を価格判定の基準日としています。
  4. 適切。都道府県地価調査の基準値の標準価格は、都道府県知事が毎年7月1日における地価の標準価格を判定するものです。
したがって不適切な記述は[1]です。