FP2級過去問題 2016年5月学科試験 問13

問13

生命保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、特約は考慮しないものとする。
  1. 養老保険の満期保険金は、死亡保険金、高度障害保険金と同額である。
  2. 終身保険の保険料の払込方法には、有期払込、終身払込、一時払いがある。
  3. 収入保障保険(定額型)では、保険金を一時金で受け取る場合の金額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少なくなる。
  4. こども保険は、被保険者である子が死亡した場合だけでなく、契約者が死亡した場合でも死亡給付金を受け取ることができる。

正解 4

問題難易度
肢112.3%
肢210.0%
肢38.9%
肢468.8%

解説

  1. 適切。養老保険は、一定期間内に被保険者が死亡・高度障害となった場合に保険金が支払われて保険契約は消滅し、期間満了まで生存した場合には、死亡保険金と同額の満期保険金が受け取れる保険です。
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    養老保険の満期保険金は、死亡保険金、高度障害保険金と同額である。2021.3-13-2
  2. 適切。終身保険は一生涯の死亡・高度障害を確保できる保険で、払込方法には有期払込、終身払込、一時払いがあります。
  3. 適切。収入保障保険では、被保険者が死亡・高度障害となった場合に、保険金を年金形式または一時金で受け取ることができますが、一時金として受け取る場合は年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少なくなります。
    収入保障保険の死亡保険金を一時金で受け取る場合の受取額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少ない。2023.5-12-3
    収入保障保険の死亡保険金を年金形式で受け取る場合の受取総額は、一時金で受け取る場合の受取額よりも少なくなる。2023.1-13-3
    収入保障保険の死亡保険金を一時金で受け取る場合の受取額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少なくなる。2022.9-12-2
    収入保障保険の死亡保険金を年金形式で受け取る場合の受取総額は、一時金で受け取る場合の受取額よりも少なくなる。2022.1-12-3
    収入保障保険の死亡保険金を一時金で受け取る場合の受取額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも多くなる。2021.9-12-2
    収入保障保険から遺族が受け取る年金を一括で受け取る場合の受取額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少なくなる。2021.3-13-4
    収入保障保険の死亡保険金を年金形式で受け取る場合の受取総額は、一時金で受け取る場合の受取額と同額である。2021.1-12-3
    収入保障保険の死亡保険金を年金形式で受け取る場合の受取総額は、一時金で受け取る場合の受取額よりも多くなる。2020.1-11-3
    収入保障保険の死亡保険金を一時金で受け取る場合の受取額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少なくなる。2019.9-12-4
    収入保障保険の死亡保険金を年金形式で受け取る場合の受取総額は、一時金で受け取る場合の受取額よりも多くなる。2019.1-11-4
    収入保障保険の死亡保険金を一時金で受け取る場合の受取額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少なくなる。2017.1-11-2
    収入保障保険から遺族が受け取る年金を一括で受け取る場合の受取額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少なくなる。2015.9-11-3
  4. [不適切]。こども保険(学資保険)は、被保険者である子が死亡した場合は死亡給付金がありますが、契約者が死亡した場合には死亡給付金はありません。しかし、以後の保険料の払込みは免除され、時期が来れば所定の祝金や満期金が支払われます。
したがって不適切な記述は[4]です。