FP2級過去問題 2014年5月学科試験 問14

問14

契約者(=保険料負担者)を法人とする生命保険契約の保険料の経理処理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、特約は考慮しないものとし、いずれも保険料は毎月平準払いで支払われているものとする。
  1. 被保険者が特定の役員、死亡保険金受取人が被保険者の遺族である定期保険の保険料は、全額を福利厚生費として損金に算入する。
  2. 被保険者が特定の役員、死亡保険金受取人が法人である終身保険の保険料は、全額を資産に計上する。
  3. 被保険者が特定の役員、死亡保険金受取人および満期保険金受取人がいずれも法人である養老保険の保険料は、全額を資産に計上する。
  4. 被保険者がすべての役員・従業員、死亡保険金受取人が被保険者の遺族、満期保険金受取人が法人である養老保険の保険料は、2分の1の金額を資産に計上し、残りの2分の1の金額を福利厚生費として損金に算入する。

正解 1

解説

  1. [不適切]。特定の役員・従業員を被保険者とする場合は、法人が特定の者に対して経済的利益を供与していることになるので、その定期保険料は給与として損金に算入します。
  2. 適切。死亡保険金受取人が法人である終身保険は、最終的には法人が保険金を受け取るので、保険料の全額を資産として計上します。
  3. 適切。被保険者が特定の役員、死亡保険金受取人および満期保険金受取人がいずれも法人の場合、最終的には法人が保険金を受け取るので、保険料の全額を資産として計上します。
  4. 適切。①被保険者が役員・従業員、②死亡保険金受取人が被保険者の遺族、③満期保険金受取人が法人である、という3条件を満たす養老保険をハーフタックスプラン(福利厚生プラン)といいます。ハーフタックスの名のとおり、この種類の養老保険の保険料は、2分の1を保険料積立金として資産に計上し、残りの2分の1の金額を福利厚生費として損金に算入します。
したがって不適切な記述は[1]です。